
イーサリアムの特徴
イーサリアムとは、アルトコインの一種です。アルトコインの中では最も有名な仮想通貨の一つですが、その特徴は専門家でもない限り良く分からないかもしれません。スマートコントラクトといった説明は他サイトに任せるとして、ここでは具体的にイーサリアムの特徴を確認していきましょう。
イーサリアムを使ったプロジェクト
ビットコインを使えば、所有や交換を通じて積極的に資産増加を狙うことができます。イーサリアムでも同じように扱うことができます。しかし、ビットコインの後に開発されたアルトコインですから、その機能はビットコインよりも高いと言えるでしょう。
それを利用して、こんなプロジェクトが展開されています。
イーサリアム使用例:難民支援

CoinDeskによると、難民支援にイーサリアムが使われています。いったい、どういうことでしょうか。概略を確認しましょう。
場所は、ヨルダンの難民キャンプです。難民キャンプですから、食糧支援を含む各種支援が重要です。では、どのように多くの人に渡せば良いでしょうか。難民キャンプの中の弱者にも広く行き渡る方法が必要です。
ここで、イーサリアムが活躍しています。
しかし、難民は当然ながらスマホを持っていませんし、ペーパーウォレット(紙に二次元バーコードを印刷したもの)を渡すのも現実的ではありません。ペーパーウォレットを渡すのは、紙幣を渡すのと変わりがありません。
そこで、難民キャンプの店舗にクーポンのデータが送られます。難民は、その資金を使って物資を受け取ります。そして、その難民がクーポンを使ったかどうかの証明につき、虹彩認証(目の特徴を利用した認証)を使います。
その認証結果を、イーサリアムにデータとして載せます。
こうすれば、難民はクーポンもスマホも不要です。ただ店舗に行けば良いのです。物資を配布する店舗側も、誰に渡したかの管理負担が大幅に減ります。イーサリアムは世界中で使えますから、どこかの店舗で受け取って、別の店舗でも(インチキで)受け取ろうとしても、エラーになるでしょう。
こうして、広く薄く支援物資を届けることができます。最終的には、ヨルダン全土の支援にイーサリアムが使われることが期待されています。この方法は、管理コストを極限まで低減しつつ、効率的に支援する方法として期待できるでしょう。
仮想通貨は、もはや単なる投資の手段ではありません。人の生存を支える役割を担うようになっています。
イーサリアムは、国内取引所のBITPoint、またはbitFlyerにて購入可能です。