ライトコイン(litecoin)の特徴

ライトコインlogo

ライトコインは、ビットコインの次に作られた仮想通貨です。そして、ビットコインを参考にして「マイナーチェンジ」して作られました。そこで、ビットコインは「金(ゴールド)」、ライトコインは「銀(シルバー)」として例えられることがあります。

ロゴも銀色(灰色?)を基調としたデザインとなっています。

では、ライトコインの特徴は何でしょうか。私たちユーザーにとって大切な点を2つ確認しましょう。

特徴1:ブロックチェーンが作られる時間

ビットコインは、1つのブロックチェーンが作られるのに10分前後を要します。このため、どれだけ素早く送金しようとしても、最低で10分かかります。一方、ライトコインは2分半で1つのブロックチェーンができるように計算されています。

すなわち、ライトコインはビットコインの4倍速です。送金手続きにストレスがありません。

なお、ブロックチェーンによる送金の仕組みにつきましては、別記事「ビットコインの送金の仕組み」でご確認ください。

特徴2:仮想通貨の総発行枚数

ビットコインの総発行枚数は2,100万枚に設計されています。ブロックチェーンが作られるたびに、少しずつ発行枚数が増えていく仕組みです。ライトコインは、総発行枚数が4倍の8,400万枚に設計されています。

ブロックチェーンが4倍速で増えていきますので、それに合わせて発行枚数を増やしたということになります。

以上のことから、「ライトコインはビットコインよりも価格が安いだろう」ということが分かります。なぜなら、ライトコインの総発行枚数の方が多いからです。総発行枚数が多ければ、その分だけ単位あたり(1ビットコイン、1ライトコイン)の価格は下がっていきます。

すなわち、ビットコインの価格が高騰する場合、ライトコインが有力な代替投資先として選択肢となります。

Segwitを採用した2番目の仮想通貨

なお、ビットコインは金、ライトコインは銀にたとえられますが、開発者は別です。よって、それぞれ独自の発展を遂げています。その一つが、「セグウィット(Segwit)」です。Segwitを簡潔に説明するならば、「1つのブロックチェーンで送金できる件数を増やせる」技術です。

ライトコインは、これを採用した2つめの仮想通貨です。

では、世界で初めてSegwitを採用した仮想通貨は何でしょう?それは、日本発の仮想通貨「モナコイン(MONA)」です。別記事「モナコインの特徴」で解説していますので、ご確認ください。

なお、このSegwitにはもう一つの役割があります。それは、仮想通貨の脆弱性「トランザクション展性」を無効にするという効果です。

トランザクション展性とは

トランザクション展性を簡潔に確認しましょう。仮想通貨を送るとき、送金する人や受け取る人などの情報(トランザクション)をブロックチェーンに記載します。その情報にはIDも含まれます。このIDを第三者が勝手に書き換えることができます。

よって、第三者がIDだけを勝手に書き換えた場合、支払い情報が二重に発生しうることになります。

しかし、二重払いは大変だ!…というわけではありません。これがブロックチェーン技術の素晴らしいところで、不正に操作されたトランザクションは、ブロックチェーンに記載されることなく消滅します。

ただし、この消滅には、しばらく時間がかかります。ブロックチェーンが1つできるのに要する時間は10分前後ですが、この悪意あるトランザクションを除外するのに30分~1時間くらいかかるでしょうか。

よって、どの取引所も、仮想通貨を受信したのち、複数のブロックチェーンが作られて安全を確かめてから、ユーザーが使用可能な状態にしています。

少し話が長くなりました。ライトコインには、以上で説明しましたトランザクション展性の脆弱性がありません。脆弱性はないほうが断然良いです。

ライトコインの人気は?

ライトコインは、ビットコインよりも安いので売買しやすく、また、ビットコインにある脆弱性が存在しないというメリットがあることを確認しました。そして、実際に売買しようとする場合、もう一つ確認したいです。それは、「人気」です。

いくら素晴らしい仮想通貨であっても、人気がなければ自由に売買できません。人気がない場合、売買可能な取引所もわずかしかないでしょう。

そこで、2018年4月29日時点の時価総額を、coinmarketcapで確認しましょう。

ライトコイン時価総額

時価総額で第7位に位置しています。ビットコインに次ぐ歴史の長さに加えて、取引可能な取引所が世界中にあることも、この位置につけている要因でしょう。

マイナー(採掘者)から見たライトコインの魅力

上の順位表は、仮想通貨のユーザー目線での順位でした。1,000種類を優に超える中でトップ10に入っているのですから、人気はとても高いと言えます。

では、マイニング(採掘)する人から見て、人気度はどうでしょうか。下のグラフをご覧ください。これは、これは、1秒間に1ギガハッシュ(1秒間に10億回の計算能力)でずっと計算する場合の、1日当たりの見込収益額の比較です(縦軸の単位は米ドルで、引用元はBitInfoChartsです。)。

青線:ビットコイン
赤線:ライトコイン

ライトコインマイニング

ビットコインの場合、1ギガハッシュではまともにマイニングできないと分かります。というのは、見込み収益額が限りなくゼロに近いからです。横軸と重なっています。ビットコインをマイニングするには、もっと高性能な計算力が必要です。

一方、ライトコインの場合は、1ギガハッシュでも収益があることが分かります。このため、ビットコインよりも有利にマイニングできるということになります。

これを反映してか、赤線は右肩下がりになっています。すなわち、1ギガハッシュで得られる見込み収益額が徐々に減っているのです。ビットコインの競争の激しさから避難した人々が、ライトコインに集まりつつあると予想できます。

ということは、マイナー(採掘者)目線で見ても、ライトコインは魅力があるということになります。

ライトコインを売買できる取引所

世界中の多くの取引所で売買可能なライトコインですが、日本の取引所で取扱っているところは少ないです。そして、ユーザーである私たちとしては、安全な取引所で売買したいです。この「安全」という場合、2種類あるでしょう。

2番目についてですが、海外にある取引所だと難しい面があるでしょう。英語で交渉したり、日本とは異なる法制度だったり。取引所が対応しない場合、私たちにはどうしようもないかもしれません。海外は遠すぎます。

この点、日本の取引所の方が安全です。仮想通貨法を順守している取引所ならば安心感がありますし、トラブルがあっても、国民生活センターや弁護士等に支援を求めることができます。

円と交換でライトコインを売買する場合:

ライトコインを円で売買する場合、いくつかの選択肢があります。

取引所 ビットポイント(BITPoint)
販売所 ビットフライヤー(bitFlyer)
GMOコイン
DMM Bitcoin

有利な価格で売買できるのは、取引所です。よって、価格重視の場合はビットポイントが候補になります。一方、まとまった数量を売買できるのは販売所です。小さな数量を細かくでなく、整数の単位でしっかり売買したい場合は、販売所が候補になります。

ビットコインと交換でライトコインを売買する場合:

なお、ビットコインを使ってライトコインを売買することもできます。これができるのはbitbank(ビットバンク)です。bitbankは取引所ですので、有利な価格で売買可能です。

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