
純国産の仮想通貨として注目を集めているモナーコインです。では、モナーコインの値動きには何か特徴があるでしょうか。チャート分析で検証してみましょう。
Zaif(ザイフ)のチャート
取引所の一つであるZaif(ザイフ)では、モナーコインの取引が可能です。今はモナーコインの取引ができる取引所が増えましたが、「モナーコインの取引と言えばZaif」と言ってしまっても構わないくらいの老舗です。
そこで、Zaifのチャートを使って調査しましょう。下のチャートは、ログイン後画面で出てくるチャートです。

1:表示する仮想通貨を選択できます。ここでは、モナーコイン/円(MONA/JPY)を表示しています(以下同じ)。
2:時間軸を決定します。ここでは日足にしています。
3:クリックすると、チャートがディスプレイ全体に表示されます。
3の全画面表示が優秀です。下のチャートは、週足で全画面表示したものです(チャートを見やすくするため、一部数字等を加えています)。この記事で掲載するために縮小していますが、実際の画面では迫力満点のチャートが表示されます。

大きく表示されるというのは、とても重要です。小さなチャートだと、重要な部分をうっかり見落としてしまうリスクがあるためです。
モナーコインの週足チャート
最初に、上で表示した週足チャートで、長期的な値動きを概観しましょう。モナーコインの値動きがぼんやりと分かります。
- 2017年初めまでは、100円未満の範囲で動いていた
- その後値動きが大きくなり、一気に価格が上昇した
- 2018年初めに大幅下落したが、2017年中盤までの価格よりもかなり高い
さすが仮想通貨です。仮想通貨は、この大きな値動きが魅力的です。小さな投資金額でも楽しめます。
小さな投資金額で値動きが大きい場合、買った後に暴落しても、損失は小さいです。もともとの投入額が小さいからです。一方、上のチャートのように価格が10倍・100倍と跳ね上がると、大きな成功を期待できます。
価格変動が大きいことは、一般的にリスクが高いといえます。しかし、価格変動があまりに大きいとリスクを小さくすることもできるという、興味深い現象が起きます。
モナーコインの日足チャート
次に、日足でチャート分析しましょう。下の通りです。このチャートでは細かすぎますので、部分的に抜き出して分析します(実際のチャートは、ディスプレイ全体に表示されています。よって、とても見やすいです)。

下のチャートは、2017年1月から6月までのものです。2本の補助線(赤線)を追加しました。補助線とは、値動きのトレンドを把握しやすくするために追加する線です。この2本の補助線の形は、いわゆる「ペナント(三角保ち合い)」と呼ばれるものです
三角保ち合いにつきましては、別記事「トレンドの開始を見分けよう」で解説していますのでご確認ください。
2017年1月~6月【MONA/JPY】

ペナントが形成された期間は、2017年5月から6月にかけてです。そして、ペナントの頂点(2本の補助線が交差する点)付近まで価格が推移すると、次の値動きは以下の通りだといわれます。
- 1の補助線を上方向に抜ける場合、継続的に上昇する
- 2の補助線を下方向に抜ける場合、継続的に下落する
当サイト運営者の経験ですと、「ペナント終了後に横ばい」になる確率も、比較的高いように感じます。上のチャートでは、価格が大きく上昇していることが分かります。
なお、価格は、補助線が交差する点より前の位置で、上または下に動くことがあります。上の例では、価格がペナントの先に到達する前に上方向に動いています。
ペナントは有効か?
別の期間のチャートでも、ペナントが有効かどうか確認しましょう。
下のチャートは、2017年4月後半から2017年10月初めまでのものです。赤の補助線を見ますと、6月から9月初めにかけてペナントが形成されていることが分かります。
そして、ペナント終了後、価格が大きく上昇しました。
2017年4月~2017年10月【MONA/JPY】

下のチャートは、2017年6月から2017年12月初めまでのものです。赤の補助線を見ますと、10月から11月初めにかけてペナントが形成されていることが分かります。
そして、ペナント終了後しばらく横ばいが続いた後、価格は大きく上昇しました。
2017年6月~2017年12月【MONA/JPY】

もう一つ、確認しましょう。下のチャートは、2017年7月半ばから2018年1月までのものです。赤の補助線を見ますと、12月にペナントが形成されていることが分かります。
そして、ペナント終了後、価格は大きく下落しました。
2017年7月~2018年1月【MONA/JPY】

では、2018年3月以降の値動きを考察してみましょう。下のチャートを見ますと、2018年2月に小さめの三角保ち合いができていることが分かります。
2018年2月~2018年4月【MONA/JPY】
2018年2月から3月にかけて、ペナントができていることが分かります。価格が頂点まで推移した後、横ばいの日が数日あり、そこから下落トレンドができています。

なお、上のペナントですが、違う方法で描くこともできます。下の通りです。こちらの方が分かりやすいかもしれません。ペナントが終わると下落トレンドになっているのは、上と同じです。

チャートを眺めていると、補助線をどのように引けばペナントになるのか分からない、という場面に数多く遭遇するでしょう。それは問題ありません。単に経験が浅いというだけです。
チャートを繰り返し眺めて線を引いていくと、次第にペナントの形が自然と分かるようになります。最終的には、わざわざ線を引かなくても分かる、というくらいになります。これは、ペナントに限らず、補助線を使う他の分析手法でも同じことが言えます。
Zaifの価格アラートで上昇・下落に備える
実際に仮想通貨の売買をしようと決めたとします。上の例でいうならば、「価格がペナントの形を作ったら、売買チャンスを待とう」という具合です。そこで、チャートをジッと眺めるのですが・・・私たちには、チャートをいつまでも眺めている時間はないでしょう。
仕事や日常生活がありますので、チャートの確認は時々になるでしょう。その間に価格が大きく動いてトレードチャンスを逃してしまう場合、少々残念です。
このミスを避けるツールとして、Zaifには「価格アラート」があります。これは、あらかじめ設定した価格になったらメールで知らせてくれるというものです。
価格アラートの使い方
下のチャートの右下、「+価格アラート」とある部分をクリックします。

下の画面が出てきますので、条件を設定して「OK」をクリックします。
- ペア:チャートに表示している仮想通貨が選択されます
- 価格:メール通知をしてほしい価格を入力します
- 条件:「以上」「以下」から選びます。上で入力した価格以上、または価格以下になったらメールが届きます
- 通知先:メールアドレスを入力します

売りでも勝負できる
さて、様々な方法でチャート分析し、価格アラートも設定したとしましょう。そして、予想通り価格が動いたとします。しかし、多くの取引所の場合、モナコインの下落で収益を得る方法がありません。
というのは、モナコインは現物売買が主流であり、レバレッジ取引ができないからです。
しかし、Zaifは違います。信用取引ができます。よって、価格が下落するだろうと思えば、Zaifからモナコインを借りて、売りから取引を開始できます。期待通りに価格が下落すれば、利益になります。
モナコイン価格の上昇・下落の両方で収益チャンスがあるのが、Zaifの強みです。
Zaifはモナーコイン/円の取引で老舗です。その分取引も活発ですので、モナーコインを取引したい場合はZaifが選択肢となるでしょう。
- ZaifのURL:https://zaif.jp/