アルトコインの将来性について
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨全般を指します。その数はどんどん増えており、一般に知られていないものを含めると1,000を超えているかもしれません。これだけ種類があると、将来の大幅値上がりを期待して買おうと思っても選択が大変です。

そこで、アルトコインの種類がどうしてこんなに増え続けているのか、将来、アルトコインの技術が社会に対してどのような価値を与えていくかについて考えてみましょう。投資対象として検討する理由が見えてくるかもしれません。
アルトコインの種類が多い理由
では、なぜアルトコインはこんなに種類があるのでしょうか。アルトコインを開発する人ごとに、開発理由は異なるでしょう。そこで、1つに絞ることはできないですが、予想してみましょう。
理由1:儲かりそう
「儲かりそう」というのは、極めて大きな理由だと思います。ビットコインが世の中に出たのは2009年です。当時、ほとんどの人はビットコインを知りませんでした。すなわち、価格は0円です。
それが、4年~5年後には1BTC価格は余裕で10万円を超えています。下のチャートは【coinmarketcap.com】からの引用です(単位は米ドル)。ビットコイン価格が急上昇した様子が分かります。

よって、人気が出る仮想通貨(アルトコイン)を作り、あらかじめ自分の手元に置いておけば、数年で億万長者になることが可能かもしれません。
「技術と営業力(アルトコインを一般に広める能力)さえあれば、数年後に億万長者になれるかも?」というのは、魅力いっぱいでしょう。しかも、アルトコインを作るにはプログラミング能力が必要です。一般の人にはあまりに難しいです。
理由2:ビットコインのプログラムは全て公開されている
さて、プログラマーがアルトコインを作ろうと思っても、完全にゼロから始めるとすれば、かなり困難でしょう。何をどうして良いのかさっぱり分からないので、文字通り試行錯誤をしなければならないからです。
しかし、幸運なことに、ビットコインのプログラムは全て公開されています。また、思想となる論文も公開されています。
すなわち、論文を読んでプログラムを見れば、どのような作りになっているのか分かります。これからアルトコインを作ろうという人にとっては、これは大きな材料です。
初期段階の試行錯誤を全て飛ばして、新たなアルトコインを開発できます。
このメリットを最大限に生かし、最初に作られたアルトコインはライトコイン(Litecoin)です。ビットコインと全く同じでは存在価値がないかもしれませんが、ライトコインは当時のビットコインでユーザーから出ていた不満を改善する措置をとっています。
なお、ライトコインを参考にして作られたのが、日本発の仮想通貨である【モナコイン(monacoin)】です。
こうして、あるアルトコインの開発が別のアルトコイン開発を誘発し、次第に高性能・高機能な仕組みが作られていきます。
理由3:社会に新しい価値を提供できるかも?
ビットコインは”どの国にも管理されていないお金”という側面に焦点が当たっています。しかし、仮想通貨をお金の面だけに留めておくのはもったいない!と考えるプログラマーは多数いることでしょう。
そこで、様々な分野に応用すべく、ブロックチェーン技術が開発されています。
一般ユーザーから見れば、価格の推移が気になります。そこで、どうしてもアルトコインの資産価値について重視してしまいがちですが、アルトコインの種類によっては、実に様々なことができます。
- 不動産登記簿の代わりにすることも可能
- 紙で作っていた契約を、ブロックチェーンに載せることも可能
- 宝くじの運営も可能(アルトコインで掛け金を回収し、当たった人に自動で配布)
突き詰めて考えると、登記所の多くの仕事や、市区町村役場の一定の仕事を不要にできるでしょう。それくらいインパクトのあることが可能です。
プログラマーとしては、実にワクワクする挑戦だろうと思います。今まで誰もできなかったことが、今、自分達の開発によって実現可能になろうとしているからです。この純粋な知的好奇心も、開発に拍車をかけていることでしょう。
既存社会の仕組みを壊すきっかけになるか
以上のとおり、ブロックチェーン及びその周辺の開発がすさまじい速度で進展すると、今まであった仕事はどんどんなくなる可能性があります。
先に挙げた市区町村の仕事(特に住民管理関係)は、多くの人員を要しなくなります。
また、クレジットカードを使う場合、販売店側はクレジットカード会社に売上の数%の手数料を支払う必要があります。これがとても大きな負担です。また、個人情報が流出してクレジットカード情報も漏れてしまうと、大変なことになります。
しかし、仮想通貨の発展により、クレジットカードよりも手数料が圧倒的に安く、信頼度も高く、かつ流出にも極めて強いアルトコインが開発されるかもしれません。
こうなると、従来の社会の仕組みが大きく変わる可能性があります。そこでは、今までの仕事を失いたくない人々との摩擦が起きると予想できます。しかし、仮想通貨開発の流れを止めることはできないでしょう。
常に新しいことに好奇心を持ち、自分の仕事がブロックチェーン技術に置き換わってしまっても、世の中で生きていける技術を身に着けること。これが、安定した生活、発展的な生活を送るために必要な事かもしれません。
以上のように、将来性に期待が持たれているアルトコインですが、投資を検討する場合どのような方法があるでしょう?次のページで投資方針(案)や注意点を考えてみましょう。
アルトコインについて
- ビットコイン以外の仮想通貨がアルトコイン(altcoin)です
- アルトコインの種類と将来性~社会を変えるブロックチェーン技術
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