

ビットフライヤーで何ができる?

ビットフライヤー(bitFlyer)の特徴を一言で表現するならば「総合プラットフォーム」です。
すなわち、ビットコインの売買、送金・受入だけでなく、レバレッジを利かせたFX取引(Lightning BTC-FX)、Ethereum(イーサリアム)の現物取引、ネットショップでの通販、キャンペーン参加やショッピングによってビットコインをもらえる仕組みなど、数多くのサービスを展開しています。
そこで、ビットフライヤーが提供する様々なサービスを、順にご紹介しましょう。
ビットフライヤーの送金、受け入れシステム
ビットコインの最も基本的な、そして最も重要な機能です。口座開設はメールアドレスだけでも可能ですが、本人確認資料を提出すれば自由に売買できるようになります。口座開設の際に、トレード可能な口座(トレードクラス)の手続きをしましょう。
なお、bitFlyerや他のサービスを利用して、無料でビットコインを手に入れる方法を特集しましたので、興味のある方は以下のページを参考にして下さい。
bitWire(ビットワイヤー)
ビットフライヤーには、bitWire(ビットワイヤー)という送金サービスがあります。これは、送金側の口座も受取側の口座もビットフライヤーにある場合、即座に送金が完了するというサービスです。
ビットコインの送金が確定にするには、通常は10分程度の時間が必要です。しかし、即座に完了します。これは大きなメリットです。

ビットコイン現物の売買
「現物」とは、ビットコインそのものという意味です。例えば、ビットコインを1BTC買う場合、その対価として1BTC相当の日本円を支払うということです(ビットコインを売る場合は、この逆)。
現物でビットコインを買えば、そのビットコインは自分の物になります。
なお、ビットコインを持つだけでは利益になりません。しかし、将来の値上がり益を期待して長期保有する例が考えられます。
ビットコインは最終的に2,100万BTCまでしか発行されません。発行上限に関するプログラムが改訂されない限り、ビットコインを欲しいという人が増えれば増えるほど、価格が上昇するということになります。
多額のビットコインを買うのはリスクがあるかもしれませんが、長期保有は面白いかもしれません。
また、ビットフライヤー(bitFlyer)では、現物取引をする方法として2通りあり、販売所と取引所の両方が用意されています。
- 1.販売所:取引の相手はビットフライヤー
- 2.取引所:取引の相手は、取引に参加している市場参加者(ユーザー)
bitFlyerのビットコイン販売所
販売所ページに行くと、ビットフライヤー側が提示する価格と数量の情報が表示されています。販売所では、私たち顧客対ビットフライヤーの取引になります。ビットフライヤーが提示した内容で「買いたい」「売りたい」となれば確実に取引が成立します。
取引所に参加している人が少なくて思い通りに売買できない場合でも、販売所を使えばビットコインを買ったり売ったりできます。取引の相手方がビットフライヤーですから安心です。

bitFlyerのビットコイン取引所
一方、取引所ページに行くと、同じくビットフライヤー側が提示する価格と数量の情報がずらりと並んでいますが、価格と数量はめまぐるしく変化しています。取引所では、顧客対顧客の取引になりますので、「この数量をこの価格で買いたい(売りたい)」という顧客間同士の条件によって取引が成立したり、成立しなかったりします。

したがって、ビットコインを確実に手に入れたいのであれば販売所、希望する数量を希望する価格で取引出来るまで、いつまでも待っていられるという場合は取引所、ということになります。
- 関連ページ
- 取引所と販売所の違い
bitFlyerの取扱通貨
ビットフライヤーが取り扱う仮想通貨は、取引所開設当初はビットコインのみでスタートしましたが、次々に新しい通貨を上場していきました。
時価総額の高い通貨や国内の取引所では取扱の少ない通貨など、独自路線がうかがえます。今後もどんな通貨を上場するのか、ファンにとっては期待感が高まるでしょう。
Ethereum(イーサリアム)の売買が可能

下の円グラフは、時価総額10万ドル以上の仮想通貨を対象にした、「仮想通貨時価総額シェア」です(2018年1月16日時点)。アルトコインの猛追を受けながらも、ビットコインがシェア1位を守っています。その1位の座を脅かしているのがEthereum(イーサリアム)です。

ビットフライヤーでは、時価総額1位(ビットコイン)と2位(イーサリアム)の取引が可能です。
モナコインの取引も可能

ビットフライヤーではモナコインの取引も可能です。モナコインは純国産の仮想通貨でありながら、価格は長らく安値に放置されてきました。しかし、ビットフライヤーで取引可能になった直後に大暴騰しました。モナコインが誕生してからの高値(100円弱)をあっさりと抜き去り、高値で推移しています。

モナコインが暴騰した理由はビットフライヤーとは別のところにあるのかもしれませんが、影響力の大きさが感覚的に理解できます。
LISK(リスク)が上場

2018年1月31日、LISK(リスク)が満を持して上場しました。ネット上では、「次に上場するのはRipple(リップル)ではないか」「いやいやNEM(ネム)だろう」など、様々な憶測が飛び交いました。bitFlyerは、国内ではLISKを取り扱う2番目の販売所となりました。
リスクを売買できる販売所は貴重ですから、関心がある方は見てみましょう。
- 関連ページ
- ビットフライヤー口座の作り方【詳細版】
ビットフライヤーの取り扱いコイン一覧
通貨名 | 取引所 | 販売所 |
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bitFlyer Lightning
bitFlyer Lightning は、ビットコインの現物取引(BTC)、15倍のレバレッジを効かせたFX取引(BTC-FX)、Ethereum(イーサリアム:ETH)の現物取引に対応した取引所です。
その中でも、ビットフライヤーのFXについて詳細に考察しました。別記事「ビットフライヤーでFX」でご確認ください。
売買等に要する手数料
ビットフライヤーで売買等をする際に要する手数料を確認しましょう。各項目の詳細や他社との比較につきましては、別記事「ビットコインの売買手数料比較」でご確認ください。
アカウント(口座)作成手数料 | 無料 |
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アカウント維持手数料 | |
ビットコイン売買手数料 | 直近30日間の取引量に応じ、0.01%~0.15% |
bitWire利用手数料 | 無料 |
クイック入金手数料 | 324円 |
Lightning BTC-FX スワップポイント |
買い、売りともに0.04%の支払い/日 |
Lightning Futures スワップポイント |
買い、売りともに0.04%の支払い/日 |
bitFlyerの多彩なサービス
bitFlyer口座にアカウントを持つと、ビットコインの売買や取引以外にも、多くのサービスを利用出来るメリットがあります。
ビットコインを無料でもらう

ビットフライヤー経由で商品やサービスを買うと、無料でビットコインをもらえるサービスがあります。アンケートに答えるだけでもらえる場合もありますので、有効活用したいです。
もらったビットコインでFXトレードをしたり、現金と交換して、ちょっとしたお小遣いを稼げるかもしれません。
ビットコインでお買い物

ビットフライヤーは通販も運営しています。そこで、口座に貯めたビットコインを使って様々な商品を買うことができます。アマゾンギフト券に交換することもできます。
ここで、ちょっとしたテクニックをご案内しましょう。
ビットフライヤー口座内にビットコインがあり、それを現金化したい場合を考えます。取引所や販売所で売れば円にできますが、アマゾンギフト券の換金率と比較してみましょう。取引所とアマゾンギフト券で、より多くの金額と交換できる側でビットコインを売ります。
アマゾンギフト券の場合は現金でなくて商品券となりますが、アマゾンでは極めて多くの商品を買えます。この特徴を上手に活用しましょう。
ビットフライヤーの社会活動
ビットコインで寄付、クラウドファンディング

ビットフライヤーを通してビットコインを使って日本赤十字社に寄付ができます。寄付は、スマホからビットコインで簡単にできるシステムが用意されています。
また、何かプロジェクトをしたいけれどお金がないという場合、ビットフライヤーのアカウント(口座)保有者からビットコインを集めることができます(クラウドファンディング)。
何か社会活動をしたいけれどお金がないという場合、ビットフライヤーに口座を作って申請してみるのも面白いでしょう。
bitFlyerが世界の中心になる?
日本で最大級の取引所であるビットフライヤーは、2017年11月にニューヨークでビットコイン免許(Bitlicense)を取得しました。この免許を取得したのは世界で4番目です。これを含め、bitFlyerは全米40州以上で事業を展開しています。
話は少し変わりますが、ビットコイン価格は国ごとに異なるのが通常です。価格差が大きかった2016年~2017年初め頃、一部のユーザーの間で、日本とアメリカ等の価格差を利用する取引が行われていました。
すなわち、価格が安いアメリカでビットコインを買い、それを日本に送金して売れば稼げるという方法です(当時、日本のビットコイン価格の方が高い状況でした)。
これができるのは、各取引所の規模が小さく、サービスの範囲が特定の国や地域に限られていたからでしょう。各取引所が独立した存在だったため、価格差が生じたのです。
国境を越えた取引を展開
ビットフライヤーは、日米でクロスボーダー取引(国境を越えた取引)を展開します。米国での事業が大きくなればなるほど、日米の価格差はなくなると予想できます。というのは、ビットフライヤーを通じて日米の相場がつながるからです。
さらに、2018年1月には、EU内での営業を開始しました。bitFlyerは、世界の取引所の中心になる日が来るかもしれません。
次頁では、現物取引の多彩な注文方法に加えて、レバレッジ取引可能な通貨ペアが極めて多い、DMM Bitcoinを紹介します。