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SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)のロゴ

SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)は、2017年12月にサービス開始予定でした。しかし、セキュリティ対策や預かり資産管理方法の強化を目的に、サービス開始が遅れていました。

そしてついに、2018年6月、サービス内容が公開されました。そこで、SBIVCの特徴を確認しましょう。極めて特殊なサービス概要です。

SBIVCは、今後サービスを拡充していくでしょう。それにしても、最初に公開したサービス内容が興味深いです。際立った特徴を持っている部分を、先に確認しましょう。

リップル(XRP)から取り扱いスタート

SBIVCの最大の特徴は、サービス開始時点で、リップル(XRP)の売買だけできたということでしょう。その後、ビットコインとビットコインキャッシュも取引可能となりました。

注文の種類:現物取引のみ

現物取引のみ可能です。すなわち、レバレッジ取引ができません。

入出金:円のみ

入出金は円のみです。すなわち、仮想通貨の入出金はできません。リップルを現物で買って、他の取引所等へ送金できませんので、注意が必要です。現物で買って、価格が上昇したら売却を狙います。

入金:住信SBIネット銀行からのみ可能

SBIVCへの入金は、住信SBIネット銀行「だけ」から可能です。不便に感じるかもしれませんが、仮想通貨売買をするならば、住信SBIネット銀行は有力な選択肢です。というのは、即時入金に対応しており、他の取引所でも採用される例が増えているからです。

詳細は、別記事「仮想通貨取引で有利な銀行口座-住信SBIネット銀行が支持される理由」でご確認ください。

リップルの価格動向に注目

以上の特徴を概観しますと、リップルの価格動向が一定の方向に向きやすいのでは?と予想できます。すなわち、価格が上昇しやすいのでは?ということです。

その理由は以下の通りです。

理由:顧客は、円でのみ入出金可能

顧客は、SBIVCで取引しようと思えば、必ず円を入金します。仮想通貨の入金はできないからです。そして、リップルだけ買えますから、リップルを買います。

すなわち、顧客の第一手は必ず「リップルの買い」になります。顧客全員が買いからスタートするならば、価格は上昇すると考えるのが自然でしょう。

ただし、サービス開始初期に買った人は、含み益が出れば利益確定で売りたくなります。そこで、ある程度売買が進むと、価格上昇の勢いは徐々に収まってくるかもしれません。

また、SBIVCの顧客は買いからスタートすると言っても、リップルや仮想通貨の価格トレンドが下落方向だったら、下落に引っ張られやすい可能性もあります。そこで、リップルの価格が上昇すると決めつけるのは危険です。

常に資金管理を万全にして、取引することが必要です。

サービス開始後の値動き

SBIVCのサービス開始後のリップル価格を確認してみますと、おおむね以下の通りです。

サービス開始直前:70円くらい
サービス開始後:78円くらいまで上昇
1週間後:60円台前半に下落

SBIVC効果があったのかなかったのか、よく分からない動きです。しかし、サービス開始直後にリップルを買った場合は、利食いチャンスがあったことが分かります。

他の取引所価格と乖離するか?

また、SBIVCのリップル価格と、他の取引所のリップル価格が乖離する可能性もあるでしょう。と言いますのは、リップルをSBIVCに送金できませんし、また、リップルの出金もできないからです。

完全に閉じた状態で売買することになります。

このため、SBIVCのリップル価格が恒常的に高めになる可能性があるでしょう。ただし、2017年において、仮想通貨の入出金ができないけれど、その仮想通貨を売買できるという販売所例が複数ありました。

この場合、他の取引所の価格と異なることになりますが、その差が何倍にも広がるということはなかったようです。

元々、仮想通貨価格は取引所ごとに異なる傾向があります。そこで、他の取引所と比べてSBIVCのリップル価格が高くなっても、私たちができることは特になさそうです。

取引所間の価格乖離を狙う

ただし、SBIVCのリップル価格があまりに高すぎる状態になったら、売却して様子を見るという手もあるでしょう。価格が下落してきたところで、再度買えば有利に売買できるためです。

逆に、何らかの理由でSBIVCのリップル価格が安くなりすぎた場合は、リップルを買ってみるという選択肢もあるでしょう。

SBIVCのその他の特徴

以上、SBIVCの際立った特徴に焦点を当てて考察しました。その他にも特徴がいくつもありますので、確認しましょう。

取引形態:販売所

SBIVCは取引所ではなく、販売所です。すなわち、DMM BitcoinやGMOコインなどと同じ形式です。私たちが発注するとき、売買の相手方は別の顧客ではなく、SBIVCと売買することになりまます。

取引手数料:無料

レバレッジ取引がないのに売買手数料無料だと、SBIVCは収益の源泉がないように見えます。しかし、リップルを売買するときには、売値と買値の間に価格差があります。この価格差の中に、SBIVCの収益分が含まれています。

取引可能時間: 午前7時~翌日午前6時

午前6時から午前7時の1時間は、売買できません。この時間帯は、日本は早朝、欧米は夜~深夜なので取引需要は少ないと予想できます。よって、多くのユーザーにとって影響は小さいでしょう。

ただし、この時間帯に何か突発的な事件等があると、他の取引所でリップル価格が大きく動く可能性があります。そうなっても、午前7時までは取引できませんので注意しましょう。

注文種類:成行注文と価格指定注文

SBIVCでは、成行注文と価格指定注文で独自ルールを設けています。

成行注文

成行注文は、発注タイミングの価格±5%以内で約定します。通常は、取引画面に表示された価格あたりで約定します。しかし、仮想通貨の場合、そうならない事故のような場合があるので、このルールを設けているのでしょう。

例えば、顧客が一気に多量の売り注文を出すと、顧客が期待した約定価格とかけ離れた価格で約定する可能性があります。いわゆる「フラッシュ・クラッシュ」が起きるかもしれません。

フラッシュ・クラッシュとは、あまりに売り注文が多すぎて買い注文が少なすぎる場合に、瞬間的に仮想通貨価格がゼロ近くまで暴落する現象です。逆に、成行買い注文の方が圧倒的に大きい場合は、瞬間的に価格が暴騰するかもしれません。

そのような事故を防ぐために、5%ルールを設けています。事故を未然に防ぐルールです。

価格指定注文

また、価格指定注文では、自分が指定した価格よりも不利な価格で約定しません。例えば、現在値が100円で、90円で買うという注文を出したとしましょう。この場合、90円以下の価格で約定します。

価格の下落スピード等によっては、90円よりも安い価格での約定を期待できます。

取引画面:とてもシンプル

下の画像の通り、SBIVCの取引画面はとてもシンプルです(SBIVCホームページからの引用)。その分、分かりやすいです。仮想通貨価格はどんどん変わっていきますから、誤発注を防ぐためにも、シンプルな画面はとても良いことです。

SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)の取引画面

赤枠1部分:取引通貨を選択

上の画像は縮小していて少々読みづらいですが、赤枠1には「銘柄選択」と書いてあり、XRP(リップル)が選択されています。すなわち、将来、リップル以外にも取引可能な仮想通貨が増えると予想できます。

赤枠2部分:価格表示

左側が、私たち顧客が売るときの価格です。右側は、私たちが買うときの価格です。上の画像では、買いと売りで価格が異なっています。この差で、SBIVCは収益を確保します。

赤枠3部分:発注画面

円を基準にした発注と、仮想通貨(リップル)を基準にした発注の両方ができます。すなわち、「××円分買いたい、売りたい」という注文ができますし、「〇〇XRPを買いたい、売りたい」という注文もできます。

SBIVCは、極めて特徴的な内容でサービスを開始しました。今後も独自性あるサービス展開を期待しましょう。

次頁以降では、各取引所・販売所のビットコイン口座の特徴とそれらの比較を行っていきます。

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