

何を頼りにトレードするか?
現物取引やビットコインFXなどで利益を狙おうと考えたとしましょう。その場合、何を頼りにトレードしましょうか。
1.直感
自分の直感を信じるトレードはドキドキして楽しいです。「いけー!上がれー!」という具合です。しかし、直感なので、それを頼りに自分の資金を危険にさらすのはあまりお勧めできません。
ビットコインを始めとする仮想通貨の相場と自分の感性がピッタリという場合、直感に頼るトレードで大成功できるかもしれません。しかし、そうでない場合は、残念な結果になるかもしれません。
そこで、別の何かを探してみましょう。
2.ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、投資対象の本当の価値を見極めてトレードしようとする方法です。
例えば、日経平均株価を投資対象とする場合、「現在のGDP成長率、金利や消費動向を考えると、今の株価は安すぎて不当だ。よって、ここは買いで勝負!」という具合です。
しかし、ビットコインの場合はファンダメンタルズ分析が困難です。というのは、ビットコインはただのプログラムなので、企業の業績に相当するものがありません。発行体もありませんから、発行体の業績を元にトレードすることもできません。
そこで、トレードするための別の方法を探しましょう。
3.チャート分析
チャートとは、過去の値動きをグラフにしたものです。価格がつくものでしたら、チャートを作ることができます。よって、ビットコインを始めとする仮想通貨にもチャートがあります。
ということは、チャート分析をすることによって将来の価格上昇や下落をある程度予想できるかもしれません。
しかし、ビットコインにチャート分析は通用するでしょうか。「チャート分析の結果に基づいてトレードしてみたら、散々な結果だった!」ということがあってはいけません。そこで、過去のビットコインのチャートを確認してみましょう。
チャート分析の方法
このサイトでチャート分析をいくつか試みます。そして、チャート分析には様々な方法がありますから、分かりやすいものを例にしてみましょう。その結果得られるトレード手法が有効だとわかれば、その分析に基づいてトレードできます。
なお、あるチャート分析手法は有効でないと分かった場合も、それは大切な知識となります。「ある分析手法は使えない」というデータを得られるからです。そのチャート分析方法は捨て去り、有効な手法を探しましょう。
また、様々なチャート分析手法を検討した結果、どんなチャート分析も全然使えないと分かったとしましょう。その場合は、さらに別のトレード手法やトレード対象を考えることになります。例えば、こんなところです。
- 例1:マイニングの半減期を狙ったトレード
- 例2:特定の月や曜日に需給の偏りがあるかも?
- 例3:アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)と円のトレード
- 例4:ビットコインとアルトコインのトレード
- 例5:トレードはあきらめて、アルトコインのマイニングに参加する
自分なりのトレードパターンを見つけて、相場の荒波を乗り越えていきましょう。
次頁では、チャート分析の一つである「半値戻し」がビットコインにおいても有効であるかについて確認していきます。