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仮想通貨独特の値動きに、「フラッシュ・クラッシュ」があります。最初に、フラッシュ・クラッシュとは何かを確認しましょう。

その後、これを狙ったトレードの可否を考察します。

フラッシュ・クラッシュとは

フラッシュ・クラッシュとは、価格が瞬時に暴落することです。瞬間的に暴落しますが、突発的な事象です。このため、ほどなくして元の価格に戻ります。

具体例で確認しましょう。下のチャートは、モナコイン/ビットコイン(MONA/BTC)の日足チャートです(bitbank.ccからの引用です。以下同じ。)。矢印部分で、とても長いヒゲがあることが分かります。

フラッシュ・クラッシュの事例(日足)

2018年2月から5月にかけて、価格が横ばいで推移しています。しかし、矢印部分(2018年6月6日)だけ、いきなり価格が急落しました。

小数点以下第8位まで数字があります。少々分かりづらいですが、安値と高値を比較しましょう。2倍近くになっています。こんなすさまじい値動きは、仮想通貨以外の相場ではお目にかかれないでしょう。

では、日足でなく、もう少し細かく確認してみましょう。1時間足です。1時間足でも、価格が急落し、再び元の価格に戻っている様子が分かります。

よく見ると、どうやらフラッシュ・クラッシュは2回発生したようです。

フラッシュ・クラッシュの事例(時間足)

価格が上昇する側のフラッシュ・クラッシュ

「フラッシュ・クラッシュ」という名前の意味から考えると、価格が急変するのは下方向だけのような感じがします。しかし、実際には、価格がいきなり暴騰する場合もあります。

下の日足チャートをご覧ください。ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY)です。ビットコインキャッシュが世の中に登場して間もない2017年8月2日、矢印部分で価格が急上昇していることが分かります。

価格上昇時のフラッシュ・クラッシュ(日足)

高値と安値の差が、文字通り桁違いです。20倍以上あります。これは、1日の値動きです。1時間足でも確認しましょう。

価格上昇時のフラッシュ・クラッシュ(時間足)

矢印の部分だけ、システムエラーか?と勘違いしそうな値動きになっています。では、なぜこんな値動きが出てしまうのでしょうか。理由を考察しましょう。

フラッシュ・クラッシュが発生する理由

フラッシュ・クラッシュが発生する理由は何でしょうか。3つの理由があると考えられます。

理由1:大きな成行注文

ある仮想通貨の注文状況を見ると、様々な価格帯に買い注文があるでしょう。例えば、その買い注文を合計すると、全部で100枚あったとします。

この状況で、成行で200枚の売り注文が発注されたらどうなるでしょう?価格はいくらでもいいから、とにかく200枚売りたいという内容です。一方、買い注文は100枚分しかありません。

すると、価格は一気に暴落します。取引システムが自動で売買を成立させますから、この急落は瞬時に起きるでしょう。

理由2:ストップ安・ストップ高がない

しかし、買い注文全体よりも売り注文の方が圧倒的に大きいというのは、株式市場では珍しくありません。世の中が驚く発表があると、一気に買い注文や売り注文が集まる場合があります。

株式の場合、このような時でも、株価は無限に上昇したり下落したりしません。これは、「ストップ高・ストップ安」の制度や、サーキット・ブレーカーの制度があるからです。

例えば、東京証券取引所の場合、前日終値が1,000円の株式の株価は、700円~1,300円の間でしか動くことはできません。

仮想通貨にはこのような制度がないため、フラッシュ・クラッシュが発生しやすくなります。

理由3:取引市場の分断

例えば、株式の場合、基本的には取引所で集中的に売買されます。このため、どの証券会社で株式を取引しても、同じ価格で売買できます。

また、FX(外国為替証拠金取引)の場合、株式のような集中取引所はありません。しかし、FXは全世界で1つの市場のようになっており、業者間で為替レートはほとんど同じです。

これに対して、仮想通貨の場合、取引所間の連携は弱いです。このため、ある取引所では売り注文が多くて価格が安いけれど、同時に他の取引所では売り注文が少なくて価格が高い、ということが起こります。

この状況で大口の注文が持ち込まれると、価格は飛びやすくなります。

そして、価格が跳んでしまうのは、特定の取引所に限定されます。取引所間で瞬時に価格を調整する機能がないためです。

フラッシュ・クラッシュ後に価格が戻る理由

では、今ここで、フラッシュ・クラッシュが発生したとしましょう。すると、価格はほどなく元の位置に戻ります。このメカニズムはどうなっているでしょうか。

今、ある取引所の仮想通貨で、フラッシュ・クラッシュが発生したとします。価格は大暴落です。しかし、他の取引所では、フラッシュ・クラッシュは発生していません。取引所間で価格調整機能が弱いためです。

すると、仮想通貨ユーザーは気づくでしょう。「あの取引所で仮想通貨が暴落したけれど、他の取引所は価格が変わっていない。すなわち、暴落した仮想通貨は大安売り状態だ!」と。

大安売りしている仮想通貨を買い、他の取引所に送って売却すれば、簡単に稼げます。こうして、暴落した仮想通貨に買い注文が集中します。

その結果、瞬時に暴落した仮想通貨価格は、短い時間で元通りになります。

フラッシュ・クラッシュが起きやすい仮想通貨

では、フラッシュ・クラッシュが発生しやすいのは、どのような仮想通貨でしょうか。チャートを眺めると、2つのパターンがあるように見えます。

その1:約定件数が多く、1件の売買金額が小さい仮想通貨

約定件数自体はそこそこ多いけれど、金額は小さいという仮想通貨ペアです。この記事でいえば、モナコイン/ビットコイン(MONA/BTC)です。

ユーザーが取引を繰り返すうちに、うっかり大きな成行注文を出してしまい、価格が暴落または急騰します。

誤発注したユーザーは冷や汗をかくかもしれません。しかし、気づいた時にはもう遅いでしょう。コンピュータが自動で売買しますので、瞬時に取引が成立してしまいます。

その2:比較的メジャーな通貨ペア

この記事でいえば、ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY)です。仮想通貨の世界で、フラッシュ・クラッシュという名前が最初に使われたのは、おそらくイーサリアム/米ドル(ETH/USD)です。

この時は、イーサリアムの価格が瞬時に99%以上下落しました。

いずれも、比較的メジャーな通貨ペアです。予想ですが、この急変を引き起こしたユーザーは、ビットコインを取引するのと同じイメージで売買してしまったかもしれません。

ビットコインは約定件数も売買代金も豊富です。よって、成行で売買しても、価格が比較的跳びづらいです。そのイメージで主要なアルトコインに発注してしまい、価格が大波乱になるという予想です。

フラッシュ・クラッシュを狙う方法

フラッシュ・クラッシュ発生時に買えれば、リスクがほとんどない状態で大儲けできるかもしれません。そこで、これを狙う方法を考えてみましょう。

やり方は、おそらく簡単です。「現在値とは明らかに異なる、大幅に安い価格で指値買い注文を出しておく」だけです。

ただし、問題があります。いつ、どこでフラッシュ・クラッシュが発生するのか分からないということです。発注したけれど、何年も約定しないで無駄になる可能性があると予想できます。

そこで、少し工夫できるでしょう。

フラッシュ・クラッシュを狙う方法【修正版】

そこで、少し修正を試みます。大きなフラッシュ・クラッシュを狙うのではなく、小さめの大変動を狙うという方法です。

下の日足チャートは、ライトコイン/ビットコイン(LTC/BTC)です。フラッシュ・クラッシュほどではないけれど、「明らかにおかしい」と言えるヒゲがいくつも出ていることが分かります。

LTC/BTCのフラッシュ・クラッシュ

このような仮想通貨ペアを見つけて、現在値よりも大幅に異なる位置で指値注文を出しておきます。運が良ければ、約定するでしょう。そして、すぐに価格が戻ります。

ただし、この暴落が瞬間的なものでなく、全世界的なものだったら、価格はなかなか戻らないかもしれません。

そこで、この取引で狙う数量は、十分に小さくしましょう。リスク管理が大切です。数量を小さくしても、上のチャートで分かりますとおり、利幅は大きいです。

自分がフラッシュ・クラッシュを引き起こさないために

次に、自分がフラッシュ・クラッシュを引き起こさないようにする方法を確認しましょう。フラッシュ・クラッシュとはすなわち、誰かが誤発注して悲惨なことになっている状態です。

100万円で買ったのに、ゼロ円付近でバーゲンセールしちゃった!というような状態です。他の人にとっては最高ですが、自分がこれをやったら残念です。

これを防ぐ方法は、簡単です。「成行注文を使わない」です。常に指値注文します。たったこれだけで、大惨事から自分を守ることができます。

フラッシュ・クラッシュを狙える取引所

最後に、フラッシュ・クラッシュを狙える取引所を確認しましょう。まず、販売所ではできません。販売所は、運営会社が価格を決める仕組みを採用しています。よって、顧客のうっかりミスで発注があっても、暴落は起きません。

販売所が、おいしいところを全部持って行ってしまいます。

そこで、取引所を狙います。しかも、売買が比較的活発でありながら、1回の約定代金は控えめな取引所です。

今までのチャート画像でお分かりの通り、フラッシュ・クラッシュまたはそのミニ版が出やすいのはbitbank.ccのように見えます。

実際、この記事を制作する際も、bitbank.ccから画像を拾いました。というのは、フラッシュ・クラッシュのような動きを探すのが容易だからです。このため、フラッシュ・クラッシュを狙ってみよう!という場合は、bitbank.ccが有力候補になります。

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