

仮想通貨は、取引所から別のウォレットに簡単に自由に送金できます。ということは、取引所のIDとログインパスワードが第三者に漏れてしまう場合、自分の仮想通貨が簡単に盗まれてしまいます。
これを防止するために、多くの取引所で2段階認証(にだんかいにんしょう)を採用しています。これは、IDとパスワードに加えて、その場限りのパスワードを使ってログインなどをする方法です。
2段階認証の方法はいくつかありますが、スマホやタブレットを使ったgoogleの2段階認証が有名です。
ここで、問題です。2段階認証を設定したスマホが壊れてしまった場合、どうしましょうか。そのままではログインできません。当サイト管理人は、2段階認証を設定していたタブレットを踏んで壊してしまい、途方に暮れることになりました。
そこで、破損から2段階認証復活までの方法をご案内します。
スマホが壊れてログインできない場合の対応
2段階認証を設定したスマホやタブレットが壊れてしまうと、ログインできなくなります。2段階認証には6桁の数字を使うことが多いでしょう。そこで、適当に6桁の数字を入力することもできますが、適当な数字を入れているので、やはりログインできません。
適当な数字を入れ続けると、口座がロックされてしまうかもしれません。
この場合、無理しないで取引所に連絡しましょう。取引所が身元確認をした後で、2段階認証を解除してくれます。なお、取引所によって、2段階認証解除に至るまでの方法が少しずつ異なります。
そこで、当サイト管理人の例をご案内します。
1.ビットフライヤーの場合
メールで連絡すると、ビットフライヤーから折り返し電話が来ます。そこで身元確認をすれば、2段階認証が解除されます。なお、電話番号は非通知でかかってきます。「非通知で怪しいから、電話に出るのはやめよう」としないように気を付けましょう。
3.GMOコインの場合
メールで連絡すると、登録メールアドレスに連絡が届きます。その内容に従って生年月日等を連絡すると、SMS(メール)による認証に切り替えてくれます。
あらかじめ、スマホ破損に備える
スマホやタブレットが壊れた場合、上でご案内した方法でログインできるようになります。そして、再び2段階認証を設定します。
しかし、この方法ですと、少々面倒臭いかもしれません。また、スマホが壊れて回復するまでに相場が大きく動いても、売ることも買うこともできずに困ってしまいます。そこで、スマホが壊れても大丈夫なように、あらかじめ準備する方法があります。
準備の内容
QRコードを保存しておく。
2段階認証を設定する際、スマホにQRコードを読ませます。そのQRコードをコピーして、どこかに保存します。ただし、仮想通貨取引に使っているスマホやPCに保存すると、セキュリティ面で問題があります。
そこで、別のデバイスに保存しましょう。USBメモリなど、インターネット外での保存が望ましいです。
なお、この方法は、もしもの場合に便利な一方、セキュリティ面で少しだけ心配かもしれません。そこで、セキュリティを重視するなら、保存するのはやめましょう。QRコードを保存しないのが、セキュリティ面で最強です。そして、スマホを壊したり紛失したりしないようにしましょう。
(この記事を参考にしていただいた結果、何かトラブルがあっても、当サイトでは責任を負えません。)
2段階認証を設定したのに、仮想通貨を盗まれた場合
なお、この2段階認証を使うと、セキュリティが格段に高くなります。このため、取引所各社は2段階認証を使うよう、顧客に積極的に推奨しています。
ビットフライヤー(bitFlyer)では、2段階認証を設定していたのに預け入れた円を盗まれてしまった場合、その金額を補償するプログラムまであります。
IDとパスワードに加えてもう一つとなると、何だか面倒臭いと感じるかもしれません。しかし、実際に使ってみると、そんなに面倒ではありません。最初に設定してしまえば、後はストレスなく自然に使えます。ぜひとも、2段階認証を設定しましょう。