

寄付やプロジェクト支援について
インターネットの発展は、様々な分野に影響を与えています。寄付やクラウドファンディングの世界でも例外ではありません。インターネットがないころに寄付をするのは、時間と労力がかかる行動でした。しかし、今はクリックするだけで簡単にできます。
インターネットで事業を展開する各社も、寄付やクラウドファンディングに対するニーズを捉え、様々なツールを提供しています。
そこで、ビットコインで寄付やクラウドファンディングができる例を概観しましょう。
ビットコインで寄付
ビットコインで寄付ができる例として、下に2つ紹介します。
1.日本赤十字社への寄付(bitFlyer)
bitFlyer(ビットフライヤー)では、日本赤十字社への寄付を継続的に募っています。クレジットカードや振り込みの場合、手数料が気になるかもしれません。しかし、bitFlyerの場合、手数料不要で寄付を受け付けます。ビットコインアドレスの面倒な入力も不要です。
bitFlyerは、3か月ごとにまとめて日本赤十字社に寄付しています。
ビットコインでクラウドファンディング
bitFlyer(ビットフライヤー)では、クラウドファンディングという形式でも資金を募集しています。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、「インターネットを介して多くの人から資金を集める仕組み」です。例えば、ある人が何か事業をしたいと考えたとします。しかし、資金がありません。そこで、インターネットで大勢に呼びかけて、賛同してくれる人から資金を集めます。
その資金を集めるために、ホームページ等の仕組みを提供する第三者も必要です。
bitFlyerは、「資金を集めるためのホームページ等の仕組み」を提供しています。クラウドファンディングは、全世界の人々に呼びかけることができます。このため、賛同者一人一人から得られる額は小さいかもしれませんが、大勢の力が集まることによって、大きな額を集めることも可能です。
クラウドファンディングの分類
以上の性質から、クラウドファンディングは寄付に限定されるわけではありません。以下の3つがあります。
1.寄付
この記事の上部「ビットコインで寄付」と同様の効果があります。資金を寄付するだけで、見返りを期待しません(精神的な満足感という見返りはありますが)。
2.投資型
寄付を募る人がビジネスをしたいと考える場合のクラウドファンディングです。出資する場合などがあります。資金を出してビジネスを実行した結果、そのビジネスが成功したとしましょう。この場合、金銭的な見返りがあります。
しかし、ビジネスに失敗してしまえば、リターンはないかもしれません。このリターンについての決まりは、案件ごとに異なります。まさに「投資」です。
3.購入型
プロジェクト達成後に提供される権利や物品を、事前に購入するというタイプです。例えば、あるソフトウェアを開発したいけれども資金がない、という人がいる場合に、クラウドファンディングで事前に購入して支援するという場合です。
これも、現在はまだないというものに対する支出ですので、必ず完成できるというものではありません。達成できない場合の取り扱いは、プロジェクトごとに異なります。
ビットコインは、支払い手段やトレード手段としてだけでなく、寄付や投資としても幅広く利用可能です。ビットコインの利用範囲は今後もますます広くなっていくだろうと期待できます。