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含み損の問題をどうするか

トレードをしていると、どうしても含み損の問題が出てきます。何しろ、取引を始めた瞬間は誰でも評価損を出しています。買値と売値には差がありますから、その分だけマイナスになりますし、取引手数料を支払うならば、その額だけ損から始まります。

下の板情報(売買注文の一覧表)は、ビットフライヤー(bitFlyer)から引用しました。この板情報で買うとき、1,007,164円でビットコインを買えます。しかし、買った瞬間の評価価値は1,006,922円ですから、242円の含み損になります。

ビットフライヤーの板情報

しかし、上の説明で生じる含み損については、大きな問題にならないでしょう。というのは、売買価格差の小さい取引所を選んだり、取引手数料が安い取引所を選んだりすればよいからです。

よって、別の状況で生じる含み損について対応を考えましょう。

大きな含み損を抱えて困るときの対応方法

たとえば、近い将来にビットコイン価格が上昇すると思って買ったとしましょう。しかし、実際には大きく下落したとします。

下のチャートはビットフライヤーからの引用です。例えば、チャート中ほどの丸で買ったとします。価格が上昇しているので、さらに上がると思ったからです。その後、少し上昇したのですが、急落してしまいました。

ビットフライヤーの価格チャート

右側の赤丸の時点で、まだ持ち続けているとします。含み損がありますから困りました・・・。この場合、どうやってこのピンチを切り抜けましょうか。

対処法1:そのまま保有を続ける

含み損は困りますが、売却して損失を確定せず、そのまま持ち続けるという選択肢です。長期的に見て、いつか上昇するだろう!という長期投資です。

2009年からの長期推移を見ますと、ビットコイン価格は上昇を続けています。2018年初めに急落したものの、今後もビットコインの知名度が上昇を続けて、買いたいと思う人が増えるだろうと思えば、この長期保有は有力な手法になるでしょう。

この手法を採用する場合は、チャートを毎日見て含み損を確認するのは止めた方がいいかもしれません。面白くないからです。「気が付いたら大きな含み益だ!」というくらいの方が、精神的な健康に良いのでは?と思います。

ただし、この方法はFXなどのレバレッジ取引では難しいです。というのは、スワップポイントのマイナス(支払い)が毎日発生するからです。

ビットコインを現物で保有するときに有効な手法でしょう。

対処法2:あきらめて全部売る

価格が上昇すると思って買ったのに、今は大幅下落です。ということは、自分の考え方と相場の動きが一致していなかったということです。

この場合、素直に負けを認めて損失を確定する方が良いかもしれません。悔しいですが、その悔しさをバネにして、次のトレードにつなげます。

しかし、それができるならば、この記事を読む必要はないかもしれません。読みが当たれば利食い、外れれば損切りというトレードを繰り返すのみです。含み損があるけれども損切りしたくないから、困っているんです。そこで、次の方法を考えてみましょう。

対処法3:一部だけ損切りして、復活を目指す

短期トレードでビットコインを取引している場合、損切りしないで保有し続ける方法は採用しづらいです。そして、本来ならば全部売却して損失を確定すべきでしょうが、それは嫌だとします。その場合の対処法(案)は以下の通りです。

ここで重要なのは、保有数量すべてを損切りするのではなく、「一部」だけ損切りします。一部という場合、全体の1割~3割でも構いませんし、5割以上でも良いでしょう。状況に応じて考えます。

その後のビットコイン価格推移を場合分けして考えましょう。

その1:一部の損切り後に価格が上昇する場合

仮に、含み損のビットコインを全部売却した後に価格が大きく上昇したら、とても悔しいでしょう。しかし、損切りしたのは一部だけですから、その後の価格上昇の恩恵を受けることができます。

一息つけるのではないでしょうか。

「だったら、一部でも損切りしないで全部保有すべきでは?」となるかもしれません。しかし、ビットコイン価格がさらに大幅に下落していたらどうなるでしょう?全部保有していたら大変なことになります。

よって、一部だけ損切りして残りは保有というのは、検討に値するでしょう。

その2:一部の損切り後に価格が下落する場合

一部損切り後にさらにビットコイン価格が低下する場合、含み損はもっと大きくなるでしょう。これは困ったことです。しかし、保有数量のうち一部を既に損切りしています。このため、含み損の増え方は穏やかになります。

ただし、このままでは含み損が増えるだけですので面白くありません。そこで、反転攻勢をかけることもできます。この反転攻勢は、損切りした数量の範囲で実行します。過大な取引を避けるためです。

反転攻勢1:価格が下落してから小さく買って、小さく利食い

下の図を使って考えましょう。1の時点で、すでに大きな含み損を抱えているとします。そこで、一部を損切りしました。

含み損から脱出するためのロジック

その後、さらに価格が下落したとします。大きく価格が下落したところで、少しだけ買います。図の2(少し買う)です。そして、2から少しだけ価格が上昇したら、売ります。少しだけ利益を得ました。

そして、4、5と「利食い」「再購入」を繰り返します。

これは、含み損を計上しながらも小さな利食いを繰り返して、将来の成功を目指すパターンです。なお、1で一部を損切りして2で買うわけですが、2で買う数量は、1で売った数量よりも小さくします。

なぜなら、2で買った後もさらに下落する可能性があるからです。

2からさらに下落する場合に備え、反転攻勢で買う数量はわずかにします。どこかで価格が上下動を繰り返したり大きく上昇したりする場面が出てくるでしょうから、その場面で買えたビットコインを使って、小さく繰り返し利食いしていきます。

こうして、小さいながらも利食いを繰り返して資産を増やしつつ、将来の大幅上昇を待ちます。

反転攻勢2:さらに下落すると思えば、売りでトレード

上の方法は、一部を損切りした後に買うという方法でした。ここでは、その一部を使って「売る」という方法です。今は下落トレンドで含み損が大きいのだから、買って勝負するのは厳しいと感じたとしましょう。

この場合、小さな売りを繰り返して勝負します。

問題があるとすれば、この方法は両建てになることです。両建てとは、買いと売りを同時に実行することです。ここで紹介している手法は、大きな買いの保有を継続しながら小さな売りを繰り返しますので両建てです。

なお、両建ての場合、2つを区別して考察できます。

両建て1:現物で保有しつつ、レバレッジ取引で売る

現物で長期保有しつつ、売りは短期勝負というのは、検討できる方法です。当面はビットコイン価格の下落を狙って短期取引します。価格が上昇するようなら売り取引は止めて、現物保有の含み損減少(さらに言えば、含み益への転換)を狙います。

なお、売りのトレードをすると、定期的にレバレッジ手数料(スワップポイント)を支払う必要があります。売りは短期取引だと割り切って売買しましょう。

両建て2:レバレッジ取引で買いつつ、同時にレバレッジ取引で売る

こちらの方法は、とても難しいです。というのは、レバレッジ取引をすると、レバレッジ手数料が毎日必要になるからです。買いの側も売りの側も両方必要です。

しかも、価格の上昇と下落の両方に対応して行動する必要がありますから、難易度がとても高いです。高度な技術が必要と見込まれますので、実行しない方が安全でしょう。

候補になる取引所

この両建てをするには、現物保有しつつ、売りのレバレッジ取引が可能、そして流動性が高いことが必須です。特にレバレッジ取引においては、いつでも売買できる流動性が必要不可欠です。売買したいのにできないという状況が起きると、かなり厳しいです。

よって、ビットフライヤー(bitFlyer)が有力な候補になるでしょう。

というのは、ビットコイン取引数量について、ビットフライヤーは業界最大水準を誇るからです。業界最大水準ということは、ユーザーが多いということです。顧客の支持を得ていることが分かります。

次のページでは、「相場を読まなくても良い」トレード手法を検討します。

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