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世の中には、ちょっとしたミスでビットコインを失ってしまった!という事例がたくさんあるでしょう。その中から、実例2つを選んでご案内します。他人の不幸だと流し読みできますが、これが自分にも起きたら?

笑い話では済まないでしょう。

そこで、軽く読んでいただきつつも、自分も同じような失敗をしてしまわないよう、注意しましょう。

ハードディスクを捨ててしまった!

ビットコインはインターネット上で自由に使える仮想通貨です。そして、円のように手に持って見ることができない特徴があります。これは良いことでもあり困ったことでもあります。

今回は、ハードディスクなどにビットコインを保存したら、何があっても忘れないようにしましょう!という実話です。

イギリスのある青年の実話

ハードディスク紛失

2013年の話です。イギリスのニューポートに住んでいるある青年は、あることに気づきました。

「7,500BTC(ビットコイン)が入ったハードディスクを捨ててしまった!」

この青年は、2009年にビットコインをタダ同然で手に入れました。2009年といえば、ビットコインのサービスが始まった年です。今のように注目を集めていませんでした。よって、本当にタダ同然であり、それはあたかもゲームの得点くらいにしか考えていなかったかもしれません。

そして、ビットコインが入ったハードディスクをタンスの中にしまい込んで、年月が過ぎました。もう古くなったハードディスクだから捨ててしまい、そして、後から思い出したのです。

「あ・・・ハードディスクの中にビットコインがあったっけ!」

全てのバックアップファイルを探しても、ビットコインはありませんでした。仕方なく、粗大ゴミの集積場を探して行ってみたのですが、そこはサッカー場ほどの広さ。

そして、ハードディスクを捨てた時期を考えると、そのハードディスクは地下1メートルから2メートルくらいに下に埋まっているようです。

これがニュースになった2013年11月のビットコインの価値で計算しますと、400万ポンドすなわち7億円前後です。

捨てたハードディスクを探すには、多くのお金が必要です。そして見つけることができても、風雨にさらされたハードディスクは動くでしょうか・・・。この青年は、ただ茫然とするばかりでした。

何があっても、ビットコインの保存先や情報を忘れないで!

この青年は、ビットコインを得たという事実を思い出さなかった方が幸せだったかもしれません。いや、その前に、ビットコインを持っているという事実を忘れないことが大切です。

価値がでてきた後にビットコインを買う場合、忘れることはないかもしれません。しかし、ビットコインを使うための暗号(プライベートキー)を忘れてしまっても、二度と使うことができなくなります。

必要な情報を忘れてしまうと、ビットコインは目の前に確かに存在するのに、もう二度と使えないことになります。そのような事態は避けなければなりません。

ビットコインを使うために必要な情報は大切に保存すると同時に、決して忘れないようにしましょう。

一つ目は、世間を巻き込んだ大騒ぎの例でした。次は、もっと身近な例をご案内しましょう。似たような例は、いつ自分に起きてもおかしくありません。

QRコードをテレビで映してしまった!

ビットコインを利用するにあたって最大に重要なデータといえば、秘密鍵(プライベートキー、private key)です。どれくらい重要かといえば、「他人に見せてもいけない」くらい重要です。

今回は、他人に見せてしまったためにビットコインを盗まれてしまった実話を紹介しましょう。

2013年12月、アメリカのテレビ番組でビットコインの紹介をしました。その際、ペーパーウォレットもありますよ、という話をしました。ペーパーウォレットの紹介ですから、テレビに映したのですが・・・そこにはQRコードも掲載されていました。

ビットコインの秘密鍵などは文字列なのですが、スマホで簡単に読めるようにQRコードで印刷されることがあります。

そのQRコードをテレビで映してしまったのです。その時間、わずか10秒ほどです。しかし、QRコードを放映してしまったばっかりに、そのウォレットに入っていったコイン(当時の価格で20米ドルほど)は即座に盗まれてしまいました。

ペーパーウォレットで保存する場合は要注意!

QRコードの保管

ここで確認しましょう。

ビットコインにおける秘密鍵とはいったい何でしょうか。銀行口座でいえば、キャッシュカードであり、預金通帳であり、そして、暗証番号でもあります。要するに、テレビにこれらの情報をすべて公開してしまったということです。

テレビですから、とても多くの視聴者がいたことでしょう。そしてその中には、ビットコインに詳しい人もいたことでしょう。彼らに対して、秘密鍵を公開してしまったのです。まさに、「ビットコインを差し上げます」に近い状態です。

日常生活で、自分のペーパーウォレットのQRコードをテレビで放映するということはないでしょう。しかし、以下のようなことはありえなくはありません。

今はスマホを持っている人は珍しくありませんから、QRコードを見せれば簡単に読み込むことができます。テーブルに座っていてQRコードを見せてから、「ちょっとお手洗いに・・・」という感じで席を外せば、机に置いたQRコードを利用して、簡単にビットコインを持っていかれます。

この場合、状況から見て犯人は簡単に予想がつくでしょう。しかし、一緒にテーブルにいたその人だと断定することは極めて難しいです。ビットコインは匿名性がとても高いからです。

盗んだかもしれない人に確認しても、知らないと言われればそれまでです。また、その人が盗んだと疑わなければならない状況そのものが不幸です。今後、その人と良好な人間関係を維持するのは難しいかもしれません。

失うものはビットコインだけでは済まないかも、ということです。

よって、ペーパーウォレットで保存する場合は、「なくさない」「他人に見せない」「保管場所を他人に知らせない」ということが大切でしょう。現金の保管と同じくらいに注意しましょう。

ビットコインは2,100万BTCよりも少ない

以上、二つの失敗例をご案内しました。うっかりPCを捨ててしまってバックアップもない、うっかりQRコードを見せてしまった、いずれもあり得る話です。気を付けましょう。

ちなみに、捨ててしまったハードディスクが見つかった、という報道はないようです。すなわち、そのビットコインは存在していますが、永遠に失われることになります(秘密鍵が分からないため)。

ということは、最終的にビットコインは2,100万BTCだけ発行されますが、実際に使えるのは、もっと少ない数になります。今後も、事故等で失われるビットコインが出てくるからです。

一方で、ビットコインが欲しいという人は大勢います。事故等の状況によっては、ビットコインの希少価値は年々高まるかもしれません。

次の記事で、インターネットに接続しないで(オフライン)保管できる「ハードウェア・ウォレット」を確認しましょう。

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