
インターネットを検索すると、仮想通貨で大きな資産を作った人の情報が見つかります。仮想通貨を取引している人数は極めて多いですから、成功した人は多そうに見えても、実は少ないと予想できます。
では、仮想通貨で成功する人と損してしまう人の間には、どのような違いがあるでしょうか。いくつも違いがあるでしょうが、その中で重要な違いを考察しましょう。
仮想通貨で大成功を収めた人の特徴
仮想通貨で大きく成功した人のトレードを考えてみましょう。
- 価格が安い時に、大きく買った
- 価格が上昇しても、売らずに保有した
- 価格が買値の何百倍にもなり、大成功を収めた
実は、当サイト管理人は仮想通貨「モナコイン」を5円で買いました。そして、2017年12月時点で、モナコイン価格は2,000円を超えました。
という訳で、とても大きな資産を築いて・・・いません。なぜなら、40円になったところで売ってしまったからです。2,000円になった時点で振り返ると、失敗に見えます。しかし、当時としては成功という感覚でした。
なぜなら、5円で買って40円で売ったのですから、価格は8倍になっているからです。株投資で8倍になってから売ったとしたら、大成功でしょう。それと同じ感覚です。
しかし、40円というのは、価格上昇の序の口だったということです。
長期保有は、実は難しい
安値で買って長期保有し、価格が十分に高くなってから売るのは、投資の王道です。しかし、これを実行するのは大変なことです。
例えば、2016年にビットコインを5万円で買えたとしましょう。その後の展開を見れば、極めて安い時に買えたので最高です。しかし、買った時には、5万円でも高いかもしれないという状況でした。10万円を超えようものなら、もう天井かな・・・という雰囲気さえありました。
しかし、2017年末には、200万円を超える展開になりました。この展開になる前に売ってしまった人は少なくないでしょう。
「うっ!あの時売ったのは失敗だった!」と。
売って利益確定できたのですから、本来は素晴らしいことです。しかし、損した気分でいっぱいかもしれません。人の感じ方というのは、難しいものです。
含み益になると、どうしても利益を確定したくなります。それは自然な感情だと思います。価格が上がったから含み益になっているだけであり、将来価格が下落したら、含み益はなくなってしまいます。さらに下がれば、損してしまいます。
それは嫌です。
このように考えると、「安く買って長期で持つ」という投資の王道を実行するのは、実はとても難しいことだと分かります。
では、どのようにすれば長期保有できるでしょうか。
無理なく長期保有できる方法
当サイトで公開トレードをしています。下の理由で所有することになった仮想通貨について、含み益が大きくなっても利食いしたいという気持ちになりません。すなわち、長期で保有できています。
- 無料サイトでもらったビットコイン
- ビットコインのハードフォークでもらったアルトコイン(ビットコインキャッシュなど)
- トレードの結果、長期保有に組み入れた仮想通貨
含み益が大きくなっても、利食いしたいという気持ちが出てこないのはなぜでしょうか。その理由は一つのように思います。
長期保有できる理由:
価格が下落しても、自己資金は全く傷つかず、損しない
そうです。仮想通貨価格がどれだけ下落しても、決して損しないのです。上の3つの方法で獲得した仮想通貨について、順に確認しましょう。
(1)無料サイトでもらったビットコイン
サイトを閲覧してクリックすることにより、毎回少しだけビットコインをもらえます。「無料サイトを閲覧してクリックする」という作業がありますので、正確には働いて得た報酬と同じ意味合いでしょう。
しかし、朝起きてパソコンを立ち上げるついでにクリックするという感じですので、何か仕事をしたという感じではありません。勝手にビットコインが増えているという感覚です。自己資金は1円も使っていません。
よって、仮にビットコイン価格がゼロになってしまっても、損しません。
(2)ビットコインのハードフォークでもらったアルトコイン
ビットコインを保有していると、仮想通貨をもらえることがあります。というのは、ビットコインから新しい仮想通貨が誕生すると、ビットコイン保有者に新仮想通貨が配布されるからです。
こうして得た新ビットコインは、完全無料でもらったものです。当サイトでいえば、ビットコインキャッシュ(BCH)がこれに該当します。
今後、BCH価格がゼロ円になっても、痛くもかゆくもありません。タダでもらった仮想通貨だからです。
(3)トレードの結果、長期保有に組み入れた仮想通貨
当サイトの公開トレードでは、利食いする際に、円と仮想通貨の両方で利益を獲得できるようにしています。その後、仮想通貨価格がゼロになっても損しません。なぜなら、既に円で利食いしているからです。
以上、3つを確認しました。仮想通貨価格が大暴落しても、1円も損しないことが分かります。すなわち、長期的に保有して価格が10倍、100倍になるのを待つのも苦痛ではありません。
長期保有したいけれど苦手だという場合の対策
以上のことから、長期投資をしたいけれど途中でどうしても売ってしまう!という場合の対策が見えてきます。
対策:価格が暴落しても損しない状態にする
そして今、仮想通貨を保有していて、含み益があるから利食いしたい、でも長期保有したい、と心の中で戦っている場合は、下の選択肢も検討できるでしょう。
選択肢:仮想通貨の一部を売って、自己資金投入額と同じ金額だけ回収。残りを長期保有。
この方法を使うと、一部を売ってしまうことになります。しかし、売った後の残りについては、どれだけ暴落しても損しません。また、価格が急上昇すれば利益を得られます。「価格が暴落しても急上昇しても、どちらでも良し」という、最高のトレードになります。