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ビットコインの持続性について|価格が100万円突破

この記事を投稿した2017年11月26日、ビットコイン価格は100万円前後で推移しています。2017年1月の価格は10万円未満でしたから、価格は11か月で10倍になったということです。とても高額になりました。

下の日足チャートは、Zaifからの引用です。このチャートでは、既に100万円を超えていることが分かります。

Bitcoin100万円突破チャート

そこで、1ビットコイン=100万円は持続可能性があるのかどうか、考察します。

かつてのビットコインのメリット

2015年ころまで、ビットコインのメリットとして下の3つが言われていました。

  • (1)安価に送金できる
  • (2)迅速に送金できる
  • (3)国家の支配を受けない

3つ目がメリットかどうかは議論のあるところですが、安価かつ迅速に送金できるのは、大きなメリットです。銀行経由で海外送金しようと思うと、送金手数料で数千円、さらには大きな両替手数料(スプレッド)を支払うことになります。

2015年当時、ビットコインで送金すれば、送金手数料は数十円以下でした。ゼロ円での送金もできたほどで、「マナーとして」手数料を支払うように言われていたくらいです。

しかし、わずか2年の間に、ビットコインを取り巻く状況は一変しました。

現在のビットコイン

2017年11月現在、上のメリットはどのように変化したでしょうか。順に考察しましょう。

(1)安価に送金できる

ビットコインを確実に送金したい場合、必要な手数料は0.0005BTCから0.001BTCあたりでしょう(BTCはビットコインの単位です)。1BTC=100万円のとき、送金手数料は500円から1,000円だということになります。

「安価に送金できる」というメリットは、完全に失われたと言って良いでしょう。国内送金ならば、銀行の方が有利です。日本から海外に送金する場合は、ビットコインの方がまだ有利だと言えそうです。

しかし、新興国から海外に送金する場合はどうでしょうか。もしかすると、海外送金においても、ビットコインは既に不利な送金方法になっているかもしれません。

(2)迅速に送金できる

かつて、送金手数料をゼロにしても、数日待てば確実に送金できました。少し手数料を出せば、1時間も待てば大丈夫でした。しかし、今はどうでしょう。

仮に、0.0005BTCを手数料に設定しても、1時間で着金するでしょうか。かなり心もとないです。1日くらい考えたほうが良い場合もあるでしょう。

わずかな手数料しか設定しない場合、何日経過しても送金されないかもしれません。送金作業は、マイナー(採掘者)が行います。彼らは送金手数料を受け取ります。すなわち、手数料が大きい送金要請から順に処理しますから、小さすぎる手数料では送金されるかどうかわかりません。

この点から見ても、既に「迅速に送金できる」というのは過去の話になってしまいました。

(3)国家の支配を受けない

これも、既に過去の話です。日本では仮想通貨法が施行され、仮想通貨を安全に取引できる環境が整いつつあります。しかし、仮想通貨自体が禁止された国もあります。このため、様々なレベルで国家の関与を受けています。

また、国家ではありませんが、有力なマイナー同士が争うことにより、ビットコインの安定性が危ぶまれる事態が発生しています。「多くの人々が共同で管理する」というビットコインの理念は、既に形骸化していると言えるでしょう。

以上のことから、ビットコインのかつてのメリットは全て失われているということになります。

ビットコインの持続可能性

上記した事項により、ビットコインが現在の性能のまま進化せず、かつ、価格が100万円前後の水準で推移し続けるという意味での持続可能性は高くないのでは?と予想できます。

送金手数料が高い、いつ送金されるか分からない、国家だけでなく、誰だか分からない少数のマイナーに支配されつつある・・・このようなビットコインの持続可能性に疑問符がついても、何らおかしくありません。

将来どうなるかについては、誰にも分かりません。しかし、あちこちに無理が生じていることは確かでしょう。

そこで、ビットコインが持続可能であるための条件を考察してみます。

考察1:ライトニングネットワークの実装

ライトニングネットワークとは、ブロックチェーンに送金情報を記録しなくても送金できる技術です。正確には、全てを記録しないのではなくて、少なくとも一部は記録します。

この方法を使いますと、より多くの送金要請を処理できるようになります。すなわち、送金手数料の引き下げと送金の迅速化が同時に達成されます。

ライトニングネットワークを実装するためには、segwit(セグウィット)というプログラムをビットコインに採用する必要がありますが、これは既に実行済みです。よって、ライトニングネットワークの開発に期待しましょう。

考察2:アルトコインの発展

2017年11月現在、ビットコインよりも技術的に優れた仮想通貨はいくつもあります。しかし、日常生活で使えるほど普及している仮想通貨はビットコインだけです。そこで、ビットコインのほかにも、日常生活の多くの場面で使える仮想通貨が出てくると、私たちの選択肢は多くなります。

すなわち、ビットコイン一極化が緩和され、手数料引き下げと送金速度に反映されることでしょう。ただし、ビットコインと同等に使えるようにするというのは、簡単なことではありません。プログラムを修正すればOKという話ではないからです。

考察3:ビットコイン価格の下落

送金手数料が高騰していますが、これはビットコイン価格が上昇しているからです。0.0005BTC~0.001BTCという送金手数料は変わらなくても、ビットコイン価格が下落すれば、円やドルで見た場合の送金手数料は低下します。

価格の下落だけでは、送金速度は変わらないかもしれません。しかし、安価に送金できるというメリットが復活します。

とはいえ、ビットコイン価格は相場そのものです。誰かが操作できるという性質のものではありません。

ライトニングネットワークに期待

以上、3つの考察をしました。その他の選択肢があるかもしれませんが、この中で、技術さえあれば何とかなりそうだというのはライトニングネットワークだけです。そして、ライトニングネットワークの前提となるsegwitは、既にビットコインに実装されています。

2017年11月現在、ライトニングネットワークは研究段階にあるようです。少しでも早い時期の稼働を期待しましょう。

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