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ビットコインの送金がとても混雑しています。なかなか送金できないのです。

ビットコインは、激しい論争を経てsegwitを採用しました。segwit採用後にブロックサイズ(送金容量)を2倍にするという計画は頓挫しましたが、segwitだけでも送金能力が数倍に上がるはずでした。

しかし、送金の混雑状況は変わりません。むしろ、悪化している感さえあります。

ビットコイン送金の混雑状況と送金手数料

下の絵は、Blockchain.infoからの引用です。左上部分を赤枠で囲っています。152,324件の未確認取引とあります。これは、世界中からビットコイン送付依頼が出ているのですが、そのうち15万件以上が送付できないで順番を待っているという意味です。

bitcoinの未確認取引図

また、この状況を受けて、送金手数料は高止まりしています。早く送金してもらうには、手数料を高くするしかありません。そこで、現在の送金手数料は0.0005BTC~0.001BTCあたりが適切な模様です。

この送金手数料ですが、極めて高額です。なぜなら、1BTCは200万円くらいだからです。0.0005BTC~0.001BTCとはすなわち、1,000円~2,000円です。

1回のビットコイン送付につき、1,000円から2,000円も支払う必要があります。ちょっとした金額を手軽に送金するのは、もはや不可能に近いでしょう。

ビットコインは、もはや決済手段として使いづらい

世の中には、ビットコインで支払いOKとしている通販サイトやレストラン等があちこちにあります。しかし、これほどまでに送金手数料が高騰し、かつ、着金がいつになるか分からないという状況になると、店舗はビットコインを受け入れづらくなります。

企業は、他社に負けないように1円でも安く販売しようと頑張っています。そして、販売したら、少しでも早く入金してほしいです。

しかし、ビットコインの状況は、企業の希望と反対の方向に進んでいます。

一方で、仮想通貨はものすごい勢いで私たちの生活に浸透しつつあり、もう逆戻りすることは難しいでしょう。

この状況で起きることは何でしょうか。

「ビットコイン支払い拒否、アルトコインの支払い推奨」という流れです。

ビットコインキャッシュで支払い可能な通販

2017年12月14日のSankeiBizの報道によると、ワイン通販サービス「カーヴ the Select」において、ビットコインキャッシュ支払いが可能になりました。 特筆できるのは、「当社は、ビットコイン決済の導入の予定はありません。」としていることです。

企業にとって、ビットコインの採用はもはやリスクが高い選択になってしまったのかもしれません。それよりも、ビットコインキャッシュの方が安全だと判断したのでしょう。

ビットコインキャッシュは、2017年にビットコインから分離して誕生した仮想通貨です。その際、ブロックサイズを8MBにしています(ビットコインは1MB)。さらに、2018年に再度ブロックサイズ引き上げを予定しています。

ブロックサイズの大きさは、送金能力に直結します。すなわち、安心感があります。

同様の動きが他社にも出てくるかもしれません。

ビットコインからイーサリアムに乗り換え

仮想通貨の世界には、トークンというものがあります。これは、主要な仮想通貨のプログラムを利用して作る仮想通貨です。1から仮想通貨を作るわけではありませんから、比較的簡単に仮想通貨を作ることができます。

ただし、送金システムは主要な仮想通貨と同じですし、手数料もそうです。

すると、ビットコイン上に作ったトークンは苦しくなります。手軽に仮想通貨を作ることができるのですが、送金に要する時間はひどく長いし、送金手数料も高いし、デメリットが耐えがたいほどに大きくなっている場合もあるでしょう。

これを受けて、ビットコインから別の仮想通貨に乗り換えるトークンが出ています。

STORJ【乗換トークン】

STORJは、元々はSJCXというトークンでした。SJCXはビットコイン上で作られていました。しかし、送金の混雑状況があまりにひどいので、イーサリアムに引っ越しました。

ビットコインとイーサリアムを比較しますと、イーサリアムのほうが優秀です。と言いますのは、イーサリアムはビットコインよりも後に作られたからです。ビットコインの問題を把握したうえで開発できますから、イーサリアムの方が優秀だというのは自然なことでしょう。

今後も、STORJと同様、ビットコインから引っ越すトークンが出てきたとしても、驚くことではないでしょう。

なお、SJCXは完全に消滅したわけではなく、現在も残っています。Zaifで取引可能です。2017年12月現在、日本の主要な取引所で、SJCXを取引可能なのはZaifだけです。

STORJチャート

ビットコインを基軸通貨としない取引所

この流れを受けてなのかどうか不明ですが、ビットコインを基軸通貨としない取引所が2017年12月にオープンします。CoinExです。

例えば、私たちがイーサリアムを買う場合、円を売って買うか、ビットコインを売って買うかという選択になります。通貨記号で書けば、ETH/JPYを買うかETH/BTCを買うかということです。

ここでは、基軸通貨は円とビットコインです。海外の取引所ならば米ドルやユーロも基軸通貨となるでしょう。

ところが、CoinExはビットコインキャッシュ(BCH)が基軸通貨となります。すなわち、ETH/BCHで売買することになります。

なお、この新しい取引所であるCoinExの運営企業は、ViaBTCです。ViaBTCはビットコインキャッシュを開発した企業です。よって、CoinExのこの動きは、例外的である可能性もあります。

ビットコインを基軸通貨から外す動きが一般化するかどうか不明です。しかし、この例は、ビットコインが基軸通貨である必然性はないことを示しています。

ビットコイン離れはビットコイン価格に影響するか

こうなると、関心はビットコイン価格に集まるかもしれません。ビットコインから逃げるサービス提供者が増えると、そのサービスを使うユーザーもビットコインから逃げることになります。

すなわち、ビットコインの需要が減ることを意味します。

ビットコインへの需要が減るとはすなわち、ビットコインを欲しがる人が減るということです。欲しがる人が減れば、価格は下落に転じるかもしれません。

相場を確定的に予見することは不可能です。よって、今後もビットコイン価格は上昇する可能性があります。しかし、実需の世界ではビットコイン離れの動きが顕在化しつつあることも知っておいた方が良さそうです。

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