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ビットコイン価格が200万円を超えています。この記事を公開した2017年12月8日の朝を振り返りましょう。

朝起きて価格を確認すると、200万円を超えていました。そして、しばらくしてから価格を確認すると、230万円を超えていました。わずか数時間でこの値動きです。「バブルではないだろうか」と考えてもおかしくありません。

バブルとは何か

私たちは、特に意識しないでバブルという単語を使うことが多いでしょう。しかし、意味が定まっていないと混乱の元です。そこで、バブルを以下の通り定義しましょう。

バブルの定義:
ある投資対象について、経済合理的な水準をはるかに上回る価格で取引される状態

この定義で考えるとき、ビットコイン価格が200万円超というのは、ビットコインバブルでしょうか。それとも、適正な価格でしょうか。

ビットコイン価格の推移

ビットコイン価格がバブルかどうかを検討するために、長期チャートを確認しましょう。Bitbank.ccからの引用です。2011年後半からの値動きを確認できます。

Bitcoin長期チャート

2011年当時も価格はついていましたが、このチャートではゼロ近辺で推移していたように見えます。そして、チャートの右端あたりで突然急上昇していることも分かります。

2011年に価値がほとんどなかったのに、2017年末にいきなり240万円の価値が出るというのは、バブルではないか?と考えてもおかしくありません。しかし、即断はできないでしょう。

というのは、今までの価格が安すぎただけで、今ようやく適正な価格になっただけだとしたら、バブルでも何でもないからです。単に価格の修正ということになります。

ここで問題になるのが、「適正な価格」です。ビットコインの適正価格はいくらでしょうか。

1980年代後半のバブル経済

日本でバブルと言えば、1980年代後半のバブル経済が有名でしょう。日経平均株価が4万円寸前まで上昇しました。ビットコイン価格の水準を考察するために、このバブルを振り返ってみましょう。

株価

当時、日本の株価はとても高い水準でした。どれほど高いかと言えば、PERが100倍を超える銘柄があちこちにありました。PERとは、「現在の株価は利益水準の何倍か」を示す指標です。

PERが100倍とはすなわち、年間利益の100倍の価格がついていたということです。絶好調の好景気が100年続いてようやく回収できるような金額だというのは、さすがに高すぎると言えるでしょう。

不動産

当時の不動産も、すさまじいものがありました。不動産を誰かに貸せば、賃貸収入を得られます。不動産価格があまりに高額になったので、投資収益率は預貯金金利よりも低くなっていました。

  • 預貯金金利:預けておくだけで、自動的にもらえる
  • 不動産収入:あれやこれやと仕事がたくさん

比較するまでもなく、不動産の収益率の方が高くないと変です。預貯金金利の方が有利ならば、色々な手続きで大変な不動産投資をする必要はありません。しかし、不動産投資が絶好調でした。

理由は、価格が上昇していたからです。これも、経済合理性を超えた価格ですので、バブルだと言えるでしょう。

ビットコイン価格はバブルか

では、ビットコインの適正価格を確認しましょう。・・・しかし、株式や不動産と同様の指標が使えません。というのは、ビットコインには業績がありません。ただの電子データです。また、預貯金のように、利息を得られるわけでもありません。

そこで、何か別の新しい指標が必要です。

ビットコインが世に知られるようになったころ、メリットとして3つが言われていました。そこで、その3つを振り返ってみましょう。

送金手数料が安い:

ビットコイン価格は200万円です。1回の送金で0.0005BTC前後必要ですが、円に換算すると1,000円です。全然安くありません。銀行送金の方が有利です。

早く送金できる:

ビットコインの送金能力に比べて、送金依頼件数が多すぎます。このため、適切な送金手数料を設定しないと、何日たっても送金できません。よって、早く送金できるというメリットも消えてしまいました。

中央管理者がなく、みんなでシステムを維持する

世界各国で法律等による規制があちこちにあります。規制だらけです。また、大手の少数のマイナー(採掘者)が、ビットコインシステムに大きな影響力を持っています。「みんなでシステムを維持する」という理念からは遠く離れています。

以上の通り考えると、ビットコインの価値とは何だろう?ということになります。

仮想通貨という枠で考えても、ビットコインよりも機能面で優秀な仮想通貨はいくつもあります。仮想通貨の機能で評価するならば、ビットコインよりも高額な仮想通貨がいくつもなければおかしいです。しかし、現実は違います。

需給バランスの悪さが価格に反映されている可能性

では、なぜビットコイン価格がここまで急上昇しているのでしょうか。理由はいくつもあるでしょうが、その一つに需給バランスの悪さがあるかもしれません。

日本のバブル経済の頃、日本株を買うのは主に日本人だったでしょう。海外の機関投資家もいたでしょうが、全世界の人々が買っていたわけではありません。不動産も同様で、買うのは主に日本人だったでしょう。

すなわち、買い手の数が限られていました。

しかし、ビットコインは全世界で自由に流通します。にもかかわらず、流通量は限定的です。このため、人気に火が付くと、一気に価格が上昇するというわけです。

日本のバブル経済(株式):

  • 流通量:多い
  • 購入者:日本居住者(海外の機関投資家もいた)

ビットコイン:

  • 流通量:限定的
  • 購入者:全世界の人々

「ビットコインが全世界の人々に一通り認識されるまで、価格は上昇を続ける可能性がある」という予想も可能になるでしょう(実際にはどうなるのか、それはもちろん分かりません)。

ビットコインバブル崩壊の前兆

では、200万円を超える価格はバブルだと考えたとしましょう。その場合、いつバブルがはじけるか?という問題が出てきます。バブルがはじけて暴落する前に売る必要があるからです。

バブル崩壊の前兆として、いくつかの例があります。ここでは、その例をご案内します。

前兆1:テレビコマーシャルが増える

価格が上昇トレンドにある場合、投資対象を買って保有すれば儲かります。という訳で、その投資対象を売買できる会社がコマーシャルをたくさん出すようになります。「今買えば有利だよ!」という感じです。

上昇トレンドが終われば、この種のコマーシャルは一気になくなります。直近の例でいえば、金(きん)が当てはまるでしょう。

前兆2:主婦向けテレビ番組でも頻繁に特集される

価格が上昇し、コマーシャルも数多く出されるようになるころ、主婦向けの番組でも特集が組まれることがあります。「今、こんなに価格が上昇しているんですって!」という感じで放送されると、視聴者は買いたくなるでしょう。

前兆3:普段は相場に無関心な人が、相場に興味を持つ

上の前兆2つを受けて、普段は相場に関心を持たない人が相場の話を始めます。ここまでくると、その上昇相場は終わりが近いと言われることがあります。

というのは、相場が上昇するには、「より高い価格でも買ってくれる人」が必要です。より高い価格で買ってくれる人がいなければ、価格は下落する一方です。相場に精通した人々が一通り買い終わった後、さらに買うのは「普段は相場に無関心な人々」です。

価格が上昇しているよ、とマスメディアで報道されるころには、相場に精通した人はもう買い終わっていて、売りチャンスを伺っています。そして、普段は関心がない人が買います。その次に買う人はもういません。すなわち、価格の下落です。

問題なのは、いつ下落に転じるのかは分からないということです。

今はビットコインバブルだと考える場合もそうでない場合も、価格が下落しても大ダメージにならないように気を付けながら売買しましょう。

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