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ビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨、その後どうなった?

ビットコインのプログラムは、すべて公開されています。すなわち、技術がある人がその気になれば、ビットコインからブロックを分岐させて(ハードフォークして)新しい仮想通貨を作ることができます。

そこで、ビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨の、その後の様子を確認してみましょう。

ハードフォークで誕生した仮想通貨の数

最初に、ビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨の数を確認しましょう。データはforkdrop.ioから取得しました。このグラフを見ると、ハードフォークがいつ行われたかが分かります。

ビットコインからハードフォークで生まれた仮想通貨

横軸は、2017年1月から2018年4月までです。縦軸は、ビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨の数です。2017年半ばまで、1件のハードフォークもありませんでした。

しかし、徐々にハードフォークが増え始め、2017年12月と2018年1月に爆発的に仮想通貨が誕生していることが分かります。

全体の合計数は49にもなります。

上のチャートの形は、何かに似ています。何でしょう。下のチャートをご覧ください。上のグラフと同じ期間の、ビットコイン価格の推移です。DMM Bitcoinからの引用です。

ビットコイン価格の推移(BTC/JPY)

ビットコイン価格が急上昇するにつれて、ハードフォークの件数が激増しました。そして、価格が下落すると、ハードフォークも同じように減少しています。同じような形をしています。

ビットコインからハードフォークで仮想通貨を作る理由

プログラミングの技術さえあれば、自由に仮想通貨を作ることができます。では、なぜ多くの人やグループが、これほどまでにハードフォークして、ビットコインから新しい仮想通貨を作ったのでしょうか。

理由はいくつかあるでしょう。

理由1:思想の違い

これは、ビットコインとビットコインキャッシュの対立から分かります。

Segwitという技術を導入するかどうかで、2017年にビットコインのコミュニティは大きく揺れました。結局、Segwitを導入したビットコインと、導入しなかったビットコインキャッシュに分かれています。

理由2:稼ぎたい

上のグラフから分かることは、「新仮想通貨を開発して稼ぎたい」という理由も大きいだろう、ということです。2017年後半の相場を振り返りますと、どの仮想通貨もおおむね価格が急上昇していました。

その時期に仮想通貨を新規発行し、プログラマーが事前にその仮想通貨を多数持てるようにすれば(プレマインといいます)、一気に稼ぐことができます。

ただし、1からプログラミングすると時間がかかりますし、宣伝が大変です。数多くの仮想通貨が存在しますから、自分が作った仮想通貨を効果的に広告したいです。

そこで、ビットコインをハードフォークするという案を採用できます。2017年末のビットコイン価格は大変高かったので、上手くいけば一瞬で大金持ちです。

また、ハードフォークすると、その時点でビットコインを保有している人たち全員に、新仮想通貨が無料で配布されます。

ユーザーから見れば、無料で仮想通貨をもらえて嬉しいです。開発者から見れば、開発と同時に多数の所有者を確保できるので嬉しいです。あとは、取引所がその仮想通貨を上場してくれれば成功です。

ただし、「自分が稼ぎたいからハードフォークします!」と言っても、他人の反感を買うだけです。そこで、ハードフォークして新仮想通貨を作る理由を設定します。合理的な理由ならば、多くの人に受け入れてもらえるかもしれません。

では、この「稼ぎたい」という願望を元に実行したハードフォークは、どれくらい成功したでしょうか。

成功したハードフォークの数

では、先ほどのグラフに、「ビットコインから誕生した仮想通貨のうち、価格が付いた数」を加えてみましょう。下の通りです。

ビットコインからハードフォークで生まれた仮想通貨(価格がついている仮想通貨)

ビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨の数に比べて、価格が付いた仮想通貨の数はとても少ないことが分かります。

価格が付かないということは、売買されていないということです。世界のユーザーに受け入れてもらえなかったということになります。ビジネスとしては失敗でしょう。

一方、価格が付いた仮想通貨は、成功です。取引所等で売買されていますから、開発者は、プレマインで手に入れた仮想通貨を売却すれば、大きな富を手に入れることができるでしょう。

新仮想通貨の時価総額

では、価格がついて成功した仮想通貨の時価総額は、ビットコインと比較してどれくらいの大きさでしょうか。2018年4月半ば時点で、以下の通りです。

Bitcoin Cash(BCH):ビットコインの10%くらいの時価総額(プレマインなし)
Bitcoin Gold(BTG):0.5%くらい
Bitcoin Private(BTCP):0.4%くらい
その他:さらに少ない

ビットコインキャッシュ(BCH)の健闘が目立ちます。BCHは思想対立による分裂ですから、BCHを支持する人はどんどん売買するでしょう。プレマインで開発者が一儲けしてやろう!という場合とは、一味違います。

それ以外の仮想通貨は、ビットコインの1%にも満たない時価総額となっています。ビットコイン並みに成功させるのは、大変なことだと分かります。

ただし、2018年4月15日時点で、ビットコインの時価総額は1,400億ドル弱もあります。その0.1%だとしても1.4億ドルもあります。巨額であることには変わりありません。

ハードフォークで誕生した仮想通貨が欲しい

ビットコインからハードフォークして仮想通貨が誕生する場合、その時点でビットコインを持っている人全員に、新仮想通貨が無料で自動的に配布されます。しかし、50種類弱全部を持っているという人は、ほぼいないのではないでしょうか。

価値がない仮想通貨を保有する必要は無いからです。

また、ビットコインキャッシュなどを除いて、新仮想通貨を保有するには、一定の知識が必要です。一般のユーザーにはハードルが高すぎます。

よって、無料でもらえるとはいえ、取引所等のサポートがなければ、その新仮想通貨を手に入れるのは困難でしょう。

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