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永遠に使えないビットコインが総数量の20%も!?

ビットコインは、秘密鍵をなくすと永遠に失われます。正確には、データとしては存在し続けますが、二度と使えなくなります。

別記事「ビットコイン紛失事例-ハードディスク、QRコードの危険性」では、PCを捨ててしまい、多額のビットコインが失われた例をご案内しました。7,500BTCを捨ててしまったこの人は、今ごろどうしているでしょう…。

7,500BTCを失うというのは、大変な事故です。そして、ちょっとしたミスでビットコインが失われたという事例は、世界中で起きているでしょう。

今、この瞬間にも、取り出せないビットコインを前に、誰かが慌てているかもしれません。

ということは、ビットコインの総発行量は2,100万BTCですが、実際に使えるのはもっと少ないはずです。一体、今現在生きているビットコインは、どれくらいあるでしょうか。これについて調査したレポートがありますので、確認しましょう。

Chainalysisの記事です。

ビットコインの用途別保有量

では、chainalysisの分析を元に、ビットコインの今を概観しましょう。2018年4月時点での分析です。

  • 投機目的で保有:509万BTC
  • サービスの対価として支払う用途で保有:219万BTC
  • 投資目的で長期保有:741万BTC
  • 紛失または、まだマイニングされていないもの:631万BTC

投機と投資の違いなど詳細部分は脇に置いて、ここではざっくりと内容を眺めましょう。数字だと分かりづらいかもしれませんので、グラフも見てみましょう。

ビットコインの保有目的別分布グラフ

最も多いのは、投資目的です。次に、紛失またはマイニング前、そして投機目的と続きます。サービスの対価として使われる量は、全体のうちの一部だと分かります。

支払い手段としては、ビットコインよりもクレジットカードの方が楽です。ビットコインが支払い手段として普及するには、もう少し時間がかかるかもしれません。

永遠に失われたビットコインの数量は?

さて、上の中で注目したいのは、永遠に失われたと予想されるビットコインの数量です。引用元では、以下の通り分析しています。

  • 紛失・マイニング前のビットコイン:631万BTC
  • このうち、失われたビットコイン:230万BTC以上

230万BTC以上もの膨大な数量が、失われて使用不可能になっている模様です。さらに、長期目的に分類された中でも、実際には秘密鍵を失って使用不可能になっているものがあるでしょう。

  • 長期目的保有のビットコイン:741万BTC
  • このうち、失われたビットコイン:150万BTC以上

もう二度と使えないビットコインは、合計で380万BTC以上ということになります。

ビットコインの総発行量は、2,100万BTCと決められています。そのうちの380万BTCが既に失われたということは、全体の18%以上です。これは大変な数字です。

なお、上の数字は予測値です。「自分は2010年から1万BTCを持っていて、そのウォレットに入出金をしていないけれど、しっかり管理できているよ」というパターンもあるでしょう。

このような例が多ければ、失われたビットコインの総数は380万BTCよりも少なくなります。

なお、chainalysisがビットコインの分布を調査できる理由は、世界中のビットコインの全取引が公開されているからです。よって、高性能コンピュータと分析できる専門家がいれば、この種の分析ができます。

ビットコインの紛失は今後も続く

2009年にビットコインが開発されました。そして、現在は2018年です。まだ10年も経過していません。しかし、既に発行総数の18%以上が失われているかもしれないという分析が出ました。

引用元の記事では、実際に失われたビットコインの数量について、幅を持たせています。13%~22%としてますが、いずれにしても大きな数量です。

ビットコインは世界最初の仮想通貨です。このため、扱いに慣れていない人が大半だったはずです。よって、初期のころに大量に失われた可能性があります。

ビットコインに価値がないころだったら、仮に1万BTCもらっても嬉しくも何ともありません。1円の価値もないですから、そのまま忘れ去られ、PCも捨てられて終了という例が多数あると予想できます。

ただ、今は高価になっていますから、大量のBTCが一気に失われる可能性は減っていることでしょう。

とはいえ、ハードウェアウォレットを紛失して、パスフレーズもない、という事例は今後も出るでしょう。あるいは、所有者が死亡し、相続人はビットコインの存在を知らないという例もあるでしょう。

よって、失われるビットコインは、今後も増え続けると予想できます。

失われるビットコインが増え続けると、どうなる?

ここで、シミュレーションをしてみましょう。ビットコインは2,100万BTCしか発行されないのに、既に多くのBTCが失われ、今後も失われ続けます。そうしたら、どうなるでしょうか。

パターン1:補助単位が大活躍

ビットコインの発行総数は2,100万BTCしかありません。少なく見えますが、小数点第8位まであります。このため、ビットコインがある程度失われても、支払い等への困難は出てこないかもしれません。

ただ、小数点第8位というのは使いづらいです。そこで、補助単位(mBTCやBitsなど)が活躍するかもしれません。

1 BTC
=100 cBTC
=1,000 mBTC
=1,000,000 Bits または1,000,000 μBTC
=100,000,000 Satoshi

パターン2:ビットコイン価格が大幅上昇

ビットコインを欲しい!という人は多いのに、最終的に使える総数は小さくなる一方です。となれば、価格が上昇するのでは?ということです。

これが実現するかどうか不明ですが、ビットコインを欲しいと思う人がどれくらいいるかにかかっていると言えるでしょう。

パターン3:ビットコインが不足

総数で2,100万BTCしかないのに、使える量が減ってしまうと、不便で仕方ないという状況です。これもあり得るでしょう。

この場合、アルトコインに需要が流れるかもしれません。ビットコインにとってはマイナス要素かもしれません。しかし、足りなくて困るということは、価格は上昇するかもしれません。

あるいは、この不便さを解消するために、あるグループがビットコインをハードフォークして、発行総数を引き上げたり無限にしたりする可能性も、なくはないでしょう。…これをするならば、アルトコインを使うほうが簡単ですが。

いずれにしましても、自分が持っているビットコインはしっかり管理しましょう。

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