投稿日:2017年7月25日

2017年8月1日に誕生するビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が、人々の関心を集めています。そこで、8月1日以降のビットコインキャッシュの価格推移予想をしてみましょう。

なお、ビットコインキャッシュ誕生までの経緯等につきましては、別記事「ビットコイン分裂後に起こること-Bitcoin Cash誕生?」をご覧ください。

ビットコインキャッシュ誕生からしばらくの値動き

ビットコインキャッシュ(BCC)は、ビットコインを持っている人全員に配布されます。「全員に」というのがミソだと予想しています。すなわち、ビットコインは欲しいけれどビットコインキャッシュは欲しくないという人であっても、強制的に配布されます。

この場合、BCC保有者の合理的な行動を考えてみましょう。

以上の通り考えますと、BCCの売却圧力はかなり強いと予想できます。一方、BCCを買う人もいるでしょう。売り圧力以上の買いがあれば、価格が上昇します。では、買う人はいるでしょうか。

合理的に行動するという前提ならば、買い圧力は小さいのでは?と予想できます。と言いますのは、BCCは流通実績がありませんし、保有するにはお金を支払う必要があるからです。下のチャートは、ViaBTCからの引用です。BCCの価格を示しています。

Bitcoin Cash流通実績

7月25日午後6時30分頃の価格は、3,090人民元です(チャートの左上)。1人民元は16円台ですから、およそ5万円です。8月以降の価格は不明ですが、対価を支払わないと、ビットコインキャッシュを保有できません。

しかし、ビットコインを7月中に買っておけば、無料でビットコインキャッシュをもらえます。

ビットコインはいらないからビットコインキャッシュだけ欲しいという人も、いるでしょう。しかし、少数派にとどまると予想できます。なぜなら、ビットコインキャッシュは、実績のない未知の仮想通貨だからです。

そこで、ビットコインキャッシュを保有したいと思えば、「7月中にビットコインを買って、無料でもらう」という選択肢も検討するでしょう。

その結果、8月の買い需要は大きくないと予想できます。

その結果、価格は下落しやすいと予想します。

価格下落後のビットコインキャッシュ推移予想

では、価格が下落した後の推移はどうなるでしょうか。場合分けして考察してみましょう。

売り圧力が弱まる場合

売り圧力が弱くなれば、次第に買い需要と均衡してくるでしょう。ビットコインキャッシュは「ビットコインの亜種」という位置づけになるでしょうから、ビットコイン価格を超える上昇は難しいかもしれません。

しかし、少なくとも、仮想通貨の取引が多い中国と日本の複数の取引所で、売買が可能になります。

そこで、イーサリアムとイーサクラシックの関係のように、ビットコインキャッシュはある程度の価格を付けながら存続する可能性があります。

なお、この記事を投稿した時点で、ビットコインキャッシュの売買が可能になる日本の取引所は、以下の通りです。

売り圧力が買いよりも強い場合

買いよりも売りの方が強ければ、価格は低いままでしょう。あまりに売りばかりで買い手が付かないと、上場廃止にしてしまう取引所が出るかもしれません。それでは、ビットコインキャッシュ(BCC)を作ったViaBTCのメンツは丸つぶれです。

そこで、ViaBTCは自己資金でBCCを買い付けると予想します。その目的は、価格維持です。

いつまでも自己資金で買い続けることはできないでしょう。そこで、価格を支えている間に買い需要が盛り上がるのを待ったり、ViaBTCで何かキャンペーンをしたりするかもしれません。

しかし、日本の取引所ではそのような行動をしないでしょう。すなわち、ViaBTCと日本の取引所(bitbank.ccやBITPointなど)の間で、BCCに価格差が生じることになります。

ここで、トレードチャンスが生まれる可能性があります。すなわち、別記事「ビットコインで確実に利益を狙う方法を考える」でご案内した方法です。

価格が安い方の取引所で買って、高い取引所で売却します。こうすれば、相場を読まなくても利益を狙えます。なお、ViaBTCは中国の取引所であり、日本の仮想通貨法が適用されません。そこで、当サイトとしてはViaBTCでの取引を推奨するという訳ではありません。

しかし、日本の取引所とViaBTCでの価格差がとても大きい場合は、検討できるでしょう。

ビットコインキャッシュ価格が急上昇する場合

以上の予想は、ビットコインキャッシュ価格が概ね下落するという内容です。しかし、急騰する可能性もあると予想しています。それは、ビットコインのsegwit2xをめぐる動きです。

Segwit2xが採用されてから3ヵ月ほどすると、ブロックサイズを2倍にする予定です。2017年11月ごろです。これが順調に進むかどうか、です。順調に進む場合は、ビットコインの信頼度が高まる結果となるでしょう。

それは、ビットコインキャッシュの価格に影響を与えないかもしれません。

しかし、segwit2xをめぐって議論が紛糾する可能性がなくはありません。というのは、ブロックサイズを2倍に増やすためのプログラム構築が間に合わなかったり、バグを見つけるテストが不十分だったり、バグが見つかってしまったり…こういうことがないとは言えないからです。

この場合、「ビットコイン亜種」ともいえるビットコインキャッシュが脚光を浴びるかもしれません。ビットコインキャッシュのブロックサイズは8MBです。ビットコインよりも大きいです。

すなわち、しばらくはブロックサイズの問題は出ないでしょう。

そこで、ビットコインの紛糾に嫌気がさしたユーザーが、ビットコインキャッシュを買うかもしれません。この場合、一時的かもしれませんが、ビットコインキャッシュの価格が高くなる可能性があるでしょう。

以上の予想が正解か不正解か、それは、2018年になってみればわかるでしょう。

参考:ビットコインキャッシュの売買が可能になる予定の取引所

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