送金手数料の推移(2016年4月~)

2017年に入ってから、ビットコインの送金手数料が高騰しています。送金手数料はコストですから、少しでも安く抑えたいです。

そこで、「これくらいで大丈夫かな」という送金手数料の目途を考える方法をご案内します。

なお、送金手数料はユーザー側が決めるものですが、取引所が指定することが多くなっています(上の絵)。とはいえ、ユーザーが送金手数料を決められる取引所やウォレットもありますから、最適な送金手数料はいくらなのか?を考えてみましょう。

送金手数料の推移

最初に、ブロックチェーンに追加されるブロック1つあたりの送金手数料の推移を確認しましょう。下の画像は、TradeBlockからの引用です。2011年からの推移を描いています。

送金手数料の推移(2011年~)

黄色い線は、1ブロックあたりの送金データ量(ブロックサイズ)を示しています。縦軸は右側です。ブロックサイズの最大値は1MBですから、チャート右端(2017年7月)には、ほぼ上限に達していることが分かります。

そして、水色の線は、1ブロックあたりの送金手数料です。ブロックサイズが上限あたりになったあたりから、急激に送金手数料が跳ね上がっている様子が分かります。

ビットコインの送金能力を超える送金要請が集まってしまったため、確実に速く送金したい場合は、大きな送金手数料を支払う必要があったためです。

どの送金要請を引き受けるかは、採掘する人(マイナー)が自由に判断できます。マイナーは、高い送金手数料の送金を選ぶでしょう(手数料は、彼らの収入となります)。なお、送金要請が最高に多かった時期には、送金待ちとなっている件数が10万件を超えているときもありました。

この結果、2015年あたりまでは「送金手数料ゼロ」でも送金可能でした。マナーとして、いくらか手数料を支払いましょうね!という呼びかけがあったくらいです。

ところが、本当に高いときには、0.001BTCくらいの送金手数料を設定したほうが良いと思われた時期もありました。

そして、下の画像は、この記事を投稿した時点(2017年7月)の様子です。2016年4月以降の部分を抽出しています。

送金手数料の推移(2016年4月~)

一番右部分で異変が起きていることが分かります。黄色線が下方向に動き、水色の線も大幅に下方向に動いています。

すなわち、送金要請が1MBに達しない状況となり、送金能力に余裕が出てきたので、高い送金手数料をわざわざ設定する必要がなくなったのです。ユーザーが、一気に送金手数料を引き下げている様子が分かります。

下の画像は、Blockchain.infoからの引用です。「5760の未確認取引」とあります。これは、送金要請を出したけれど、まだ送金されずに残っている件数です。

一時期、送金待ちの件数は10万件超でしたから、その時に比べて20分の1くらいになっています。送金待ちの件数がこれだけ減れば、送金手数料を減らしても大丈夫でしょう。

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では、適切な送金手数料とは、一体いくらでしょうか。

適切な送金手数料を考える方法

ここで、適切な送金手数料とは、「高すぎず、しかし安すぎて送金に何日もかかってしまわない額」だとしましょう。送金手続きをした当日に着金すればOK、というイメージです。

ここでもう一度、上から2番目の画像を再確認しましょう。

送金手数料の推移(2016年4月~)

送金手数料が本当に高くなったのは、2017年に入ってからです。それまでは、マナーとしていくらかの送金手数料が必要というイメージでした。

実際に、ビットコインのメリットとして、2017年初めまでは「極めて少ない送金手数料で送金可能」と言われていました。しかし、2017年5月~6月にかけては、それは当てはまらない状況となっています。

しかし、7月になって、「格安な送金手数料で送れる」という言葉が復活しそうな雰囲気です。

上のチャートを見ると、以下のことが言えそうです。

上の画像では、既に送金手数料が大幅に下落しています。最も高い時期はBTC0.0005~BTC0.001くらいが目安とされていましたが、それよりもかなり小さな手数料でも送金できるでしょう。

ただし、送金待ち件数が5,000件を超えているという状況を考えますと、送金手数料ゼロの設定は止めた方がいいのでは?と予想できます。

送金手数料がゼロの取引所

以上、ビットコインの適切な送金手数料について考察してきました。しかし、「送金手数料ゼロ」をずっと継続している取引所があります。

ビットポイント(BITPoint)です。

なぜ送金手数料がゼロなの?ですが、ビットポイントが私たちの代わりに負担してくれているからです。

ビットポイントの運営会社は上場会社ですので、高い安心感を得られます。だったら、最初からそこを選べばいいじゃないか!という話ですが、一般的には送金手数料が必要ですから、この考察は役に立つでしょう。

さらに、ビットポイント(BITPoint)は、ビットコインの売買手数料が無料です。少しでも安い手数料を求めるならば、ビットポイントが候補になるでしょう。

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