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仮想通貨の取引方法

ビットコインを始めとする仮想通貨の取引を二つに分けると、現物取引とレバレッジ取引になります。

現物取引は、お金等を支払って、ビットコインなどの仮想通貨を自分の物にできます。

レバレッジ取引は、自己資金よりも大きな額の取引ができますが、ビットコインなどを自分の物にできません。最終的には反対売買(決済)して終了します。

今回は、レバレッジ取引の最大値(最大レバレッジ)について、取引所ごとに比較しましょう。なお、「レバレッジ取引」には3類型があります。FX、信用取引そして先物です。これらの区別については、別記事「ビットコインのレバレッジ取引の仕組み」でご確認ください。

また、レバレッジとは何?につきましては、「仮想通貨の証拠金取引(FX)とは?」をご確認ください。FXを例にして説明しています。

取引所のレバレッジの倍率比較

レバレッジを利かせる取引の魅力は、入金額よりも大きな額の取引ができるということです。そして、最大レバレッジは取引所ごとに異なります。取引所の最大レバレッジは以下の通りとなっています。

取引所 最大レバレッジ 取引所種類
ビットポイント(BITPoint) 25倍 信用取引、FX
ビットバンクトレード(bitbank Trade) 20倍 先物
ビットフライヤー(bitFlyer) 15倍 FX型
ザイフ(Zaif) 7.77倍 信用取引
クラーケン(Kraken) 5倍 FX型
コインチェック(coincheck) 3倍または5倍 信用取引

最もレバレッジが高いのはBITPointです。25倍もの大きさです。逆に、最も小さいのはcoincheckです。3倍または5倍を選択できますが、3倍を選択すると最も小さくなります。

株式の信用取引やFX(外国為替証拠金取引)と比較

仮想通貨のレバレッジ取引について、株式の信用取引やFX(外国為替証拠金取引)と比較しましょう。どのような特徴があるでしょうか。

レバレッジ説明図

キャプチャは、bitFlyer FXのホームページからの引用です。10万円で50万円分のトレードができることを示しています。bitFlyer FXの場合、最大レバレッジは15倍です。BITPointは25倍です。

では、このレバレッジが25倍というのは、トレードをするうえで十分すぎる数字でしょうか。あるいは、資金効率を上げながらトレードするには不十分な倍率でしょうか。これを考察しましょう。

FX(外国為替証拠金取引)の最大レバレッジと比較

FX(外国為替証拠金取引)の最大倍率は何倍でしょうか。海外に目を向けると100倍を超えるような会社もありますが、日本では法律によって25倍までに制限されています。

25倍vs25倍・・・。最大倍率は同じです。ということは、ビットコインのレバレッジ取引とFXは同じという意味でしょうか。

これに対する回答は「NO」です。

すなわち、ビットコインのレバレッジ取引の25倍は極めて大きな数字です。というのは、投資対象の「価格変動率(ボラティリティ)」を考慮すると良く分かります。価格変動率とは、一定の期間にどれくらい価格が変動するか?という率を表します。価格変動率が大きいと、小さい投資額でも損益が大きくなり得ます。

【例】
ある投資対象AとBを100万円で買いました。Aは1年間で価格が10%程度変動すると見込まれています(価格変動率は10%)。一方、Bは1年間で50%の価格変動が予想されています。

この場合、投資対象Aの1年後の価格は90万円~110万円に収まるだろうと予想できます(損益は±10万円で収まります)。一方、投資対象Bの1年後の価格は50万円~150万円の範囲になると予想できます(損益は±50万円の範囲になります)。同じ投資額なのですが、価格変動率(ボラティリティ)が違うのでリスクの大きさが異なります。

投資対象AとBのリスクを同じにしようと思えば、投資対象Bへの投入額は20万円にしなければならないでしょう。すると、投資対象Bの1年後の価格は10万円~30万円に収まるだろうと予想できます。

すなわち、損益の幅は±10万円となり、投資対象Aと同じになります。

米ドル/円(USD/JPY)とビットコインの価格変動率(ボラティリティ)

では、FXの通貨ペア(投資対象)のボラティリティはどれくらいの大きさでしょうか。FXの世界で代表的な通貨ペアである米ドル/円(USD/JPY)とビットコインを比較しましょう。

bitFlyer FXのホームページによると、ビットコインのボラティリティは、米ドル/円(USD/JPY)の10倍です。10倍も価格変動率が異なるのです。

というわけで、ビットコインのレバレッジ取引の方が10倍も大きいということになります。このため、最大レバレッジ25倍というのは、FXとは桁違いに大きいということが分かります。

ちなみに、bitFlyerなど、最大レバレッジを5倍に設定している取引所が数多くあります。そこで、最大レバレッジが5倍の場合でも比較してみましょう。

レバレッジが5倍でも、FXの2倍という結果になりました。最大レバレッジが5倍というのは決して小さい数字でなく、十分な大きさであるといえるでしょう。

株式の信用取引とレバレッジを比較する

同様にして、株式相場と比較しましょう。株式相場で信用取引をする場合、自己資金に対して最大で3倍ほどの額で取引できます。すなわち、レバレッジは3倍です。

そして、価格変動率(ボラティリティ)ですが、株式銘柄によって大きく異なるものの、大雑把に見て米ドル/円(USD/JPY)の3倍程度でしょう。

よって、上と同じようにして信用取引を比較しますと、

ビットコインのレバレッジ取引は、株の信用取引と比べて25倍以上ということになります。信用取引と比較してみても、ビットコインのレバレッジ取引は値動きが大きいということになります。

レバレッジと価格変動率の大きさが意味すること

以上の考察から、ビットコインのレバレッジ取引は、株式の信用取引やFX(外国為替証拠金取引)よりも大きな数字になると分かりました。

では、この数字の大きさは何を意味するでしょうか。

この数字が大きいということは、それだけ大きな利益の獲得チャンスがあると同時に、同様に大きな損失を被るリスクもあるということを意味します。

このため、FXと同じような感覚でビットコインのトレードをすると、あっと驚くような利益を得るチャンスがあるでしょう(同時に、あっと驚く損失になる可能性もあるでしょう)。資金管理に十分注意を払う必要があります。

次頁では、ビットコインFXの取引時間や最低取引額を確認してみます。

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